ミラン、“ ポルトガルの至宝 ”を見限るのか? プレミア昇格組のウルヴァーハンプトンへ売却の予定

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 ACミラン所属のFWアンドレ・シルヴァ。今夏の移籍市場でミラン退団が噂されている。
 すでにASモナコへの移籍が取りざたされるなど、去就が注目されていたが、ここにきて来季プレミアリーグ昇格が決定したウルヴァーハンプトンがアンドレ・シルヴァ獲得を目指しているという。

 

 実に6シーズンブルにトップリーグ昇格を果たしたウルヴァーハンプトン。
 クラブは、来季プレミアリーグ残留を大きな目標に掲げ、今夏の大型補強を画策している。

 

 まずは、攻撃陣の補強に着手し、特にCFの獲得を目指しているという。
 そんなかなターゲットとされたのが、ポテンシャルは申し分ないものの、ミランで存在感が薄くなりつつあるアンドレ・シルヴァだ。

 

 ウルヴァーハンプトンは、アンドレ・シルヴァ獲得に向けミランに対し3500万ユーロの移籍金を用意。
 クラブ幹部は、同選手の代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏とも接触を続けており、移籍実現に向け本腰を入れている。

 

 FCポルトでブレイクし“ クリスティアーノ・ロナウド2世 ”と母国ポルトガルで高い評価を集めるA・シルヴァ。
 昨年夏に推定4000万ユーロの移籍金でイタリア挑戦を果たしたが、イタリアサッカーに馴染めず、同時にクラブの前半戦の低迷などもあり本来のパフォーマンスを披露できずにいる。

 

 今季リーグ戦で23試合の出場で2ゴールと、本来の得点力もなりを潜めており、苦しい戦いを強いられている。
 1年間という短い時間で烙印を押すことは簡単だが、昨年夏の時点で若干21歳の若手選手に4000万ユーロの投資を行ったということはミラン首脳陣は一定の評価を与えていたということ。

 

 ミランが低迷することになった大きな要因は、間違いなく財政状況が急激に悪化したから。
 同時に、フリートランスファーやレンタル契約で戦力を整えてきた過去があり、その頃から選手育成をおざなりにしてきたツケが今になって回ってきている。

 

 すでに、現ミランに若手選手を育成させるだけの手腕を持つ指導者が存在するのかどうかは不明だが、A・シルヴァの売却を目指していることを考えると、我慢強く起用することは選択肢にないのかもしれない。

 

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