今季、チェルシーからレンタル契約でACミランでプレーするMFティエムエ・バカヨコ。
両クラブの現行契約には、買取オプションが付与されているが、ミランはこのオプションを行使しない意向のようだ。
大きな要因は、チェルシーがFIFAから今後2回の移籍市場において補強禁止処分が下されていること、買取に3800万ユーロと高額な移籍金が設定されている点だろう。
とりわけ大きいのは、ミランの財政難。
チャンピオンズリーグ出場権を逃し、主力選手売却が噂されている現状で、準レギュラーに高額投資は避けたいところか。
今回のミランの決定により、バカヨコはチェルシーに復帰することが決定的。
ただ、現状ではバカヨコがチェルシーでプレーするポジションは用意されていない。
新監督の意向次第で状況は変わってくるが、バカヨコの兄弟で代理人を務めるアブドゥライ・バカヨコ氏は去就について次の通りコメント。
「 いくつかのクラブから興味を抱かれている。ビッグクラブも彼を必要としているようだ。だが、優先はチェルシーだよ。ティエムエはチェルシーに残留することを選んだ 」
マウリツィオ・サッリ監督の構想から外れ、ミランへレンタル契約で新天地を求めたバカヨコ。
チェルシー時代自身を高く評価したアントニオ・コンテ監督率いるインテルが獲得に関心を示しているとかいないと噂が漏れるが果たして。
ACミラン
今季チェルシーからレンタル契約で加入中のMFティエムエ・バカヨコの買取を見送るhttps://t.co/gg9kic0hMR— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) June 10, 2019