ユヴェントス所属のDFレオナルド・ボヌッチ。先日、ACミランがボヌッチ獲得に乗り出していると報じられた。
今夏の移籍市場で大型投資しスカッドの強化に注力しているミラン。
最後の総仕上げに、ユヴェントスの最終ラインを統率するボヌッチの引き抜きを画策しているという。
当初、ミランは移籍金にプラスしてDFアレッシオ・ロマニョーリ、DFマッティア・デ・シリオの譲渡というオファーを用意しているとされてきた。
しかし、今回伝えられた情報によると、ミランは3000万ユーロのオファーを提示するよう模索しているようだ。
これまでボヌッチ放出不可避とし続けてきたユヴェントスだが、同選手の売却は4000万ユーロ以下では放出を容認しない方針が明らかとなった。
ボヌッチの代理人を務めるアレッサンドロ・ルッチ氏は、ミラン所属のMFアンドレア・ベルトラッチもクライアントに抱えており、クラブ間の橋渡し役を担っている。
すでにミランのマルコ・ファッソーネSDとユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGMが会談の場を設け移籍の可能性を話し合った様子。
現時点では、両クラブの求める条件は隔たりがあるのが現状。
だが、この交渉のカギを握るのがユヴェントスが獲得を望むデ・シリオの存在だ。
ミランは、すでにデ・シリオ放出に備えDFリカルド・ロドリゲスを獲得している。
昨季、負傷の影響などもあり満足行くシーズンを過ごすことができなかったデ・シリオ。
ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の構想から外れているデ・シリオには、一時中国スーパーリーグへの移籍の可能性も伝えられていた。
ユヴェントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、デ・シリオを高く評価しておりミラン側の動きを探っていることは間違いないだろう。
クラブのレジェンドであるクラウディオ・マルディーニ氏の後継者として期待されてきたデ・シリオ。
負傷を繰り返し、大きくパフォーマンスを落としている現状を考えると、新天地を求めることも同選手の選択肢の一つだろう。
果たして、ミランはロマニョーリとコンビを組むことができるボヌッチの引き抜きを実現させることができるだろうか?