レアル・マドリー所属のFWガレス・ベイル。先日、中国スーパーリーグ江蘇蘇寧への移籍が近づいていると伝えられたが、一転クラブ残留の可能性が浮上した。
第3次銀河系軍団構築に向け、推定3億ユーロ以上の投資を行い補強を断行してきたマドリー。
現在、中盤の補強に向けマンチェスター・ユナイテッド所属のMFポール・ポグバ獲得資金に充当すべくベイル放出を検討してきた。
プレシーズンを戦うマドリーだが、多くの負傷離脱者を抱えている。
とりわけ大きなダメージは主力として期待されていたMFマルコ・アセンシオの負傷。
左膝の前十字靭帯断裂および外側半月板損傷の重症と診断され長期離脱は確定。
江蘇蘇寧から破格のオファーを受け取っていたベイルの去就が注目されたが、残留に大きく傾いたと伝えている。
現地メディアでは、ベイル放出を後押ししていたジネディーヌ・ジダン監督が、アセンシオ負傷で態度を一転させベイル残留に傾いているとのこと。
ただ、残された問題は多い。
負傷のリスクを常に抱えピッチ上で全力のパフォーマンスを披露しないベイル。
昨季、利己的なプレーも大きな批判を浴びていた。
本来のパフォーマンスを披露でき、クラブに大きな混乱を持ち込まないのであればベイルは貴重な戦力になり得る。
とはいえ、問題の言動が相次ぐベイルのマドリーでのキャリアはすでに終わっていると判断するのが妥当だろう。
選手の年齢とパフォーマンスを考えれば、マドリーが求める高値の移籍金で売却が想定されるのは今夏のみ。
今季、復調を見せれば状況は大きく改善をみせるが、ことはそこまで簡単ではないはず。
すでに、補強という選択肢を取ることができないマドリー。
ベイルを売却しておきたいところだと思われるが、このまま残留という選択肢しか残されていないのかもしれない。
レアル・マドリー所属のFWガレス・ベイル
中国スーパーリーグ挑戦濃厚が一転、クラブ残留の可能性も負傷者続出で、クラブが残留を要請か?https://t.co/OTE86Nk4Tb
— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) July 28, 2019