パリ・サンジェルマンが、今冬の移籍市場で現戦力のスリム化に向け精力的な動きを見せ始めている。
今夏の移籍市場でバルセロナからFWネイマールを、ASモナコからFWキリアン・ムバッペ等を格闘。
巨額の資金を投資し欧州を代表する攻撃陣を構築したパリSGだが、その代償は大きい。
UEFAは、すでにパリSGをファイナンシャル・フェアプレーの対象クラブとして調査を進める意向であることを表明。
最悪の場合、最も重い処罰であるチャンピオンズリーグからの締め出しが噂されているのが現状だ。
FFPの処分を回避するため、ナセル・アル・ケライフィ会長はクラブの収入を大幅にアップさせる自信を持っているとされるが、短期間で実現することは難しいのが現状。
迅速かつ問題を解決することができるのは、現有戦力のスリム化であり現金化することだ。
ネイマールとムバッペ加入で、出場機会を大幅に減らしているMFアンヘル・ディ・マリアやMFルーカスの放出を検討しているようだ。
より高値で売却可能とされるディ・マリアに関しては、推定1億ユーロと強気の姿勢を崩していない。
だが、他クラブもパリSGが選手の売却に注力していることは理解している。
1億ユーロの値札を下げディ・マリアを売り切ろうとするパリSGだが、獲得を望むクラブは最大限の移籍金の引き下げ交渉を行うと考えられる。
ディ・マリア獲得を求めるクラブは、もしかしたら“ 失敗の可能性 ”を考慮に入れながら、交渉を進めるかもしれない。
パリSGに残された時間は、2018年6月30日まで。
来夏の移籍市場に向け更なる戦力補強が噂されるパリSGだが、今後どのような奇策に打ってでることとなるのか注目が集まりそうだ。