ハメス・ロドリゲスの去就は如何に? バイエルンは早期復帰に難色を示すも、去就は選手の決断次第

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 2年間のレンタル契約でレアル・マドリーからバイエルン・ミュンヘンでプレーしているMFハメス・ロドリゲス。
 新シーズンからマドリーの指揮官に就任することが決定したフレン・ロペテギ新監督の下、新たなチームが構築されているマドリー。

 

 ロペテギ監督は、そのチームにドイツの地で復活を果たしたハメスを加えることを熱望。
 今夏中にレンタル契約を早期解消してチームに呼び戻すことを画策している。

 

 この情報は、すでにハメスの耳に届き復帰に向け前向きな姿勢を見せている。
 一方で、バイエルンは同選手の退団に難色を示しているところだ。

 

 とはいえ、バイエルンというクラブの基本スタンスを考慮すれば、最終決定は選手の意向に則すとみられておりハメスがマドリー復帰を決断すれば、無理に引き止めることはないだろう。

 

 ハメスにとって、一度は失敗した世界最大のクラブで自身の実力を再び証明するチャンスが訪れようとしていることは快く思っているはずだ。
 無論、かつて冷遇したジネディーヌ・ジダン前監督の存在はない。

 

 ロペテギ新監督の下、いずれの選手もゼロからのスタートのはずだ。
 これまでチームで絶対的エースとして君臨してきたFWクリティアーノ・ロナウドはユヴェントスへ。

 

 そう“ BBC ”は完全に解体されたのだ。
 ロペテギ監督にとっても、自身のキャリアで初となるビッグクラブへの挑戦だ。

 

 野心溢れる選手を欲していることは間違いないはず。
 とはいえ、ハメスにとって読みきれない部分もある。

 

 それが、フロレンティーノ・ペレス会長の考えだ。
 ジダン前監督就任以降、ビッグネーム獲得はなりを潜め静かなマーケットを過ごしてきたマドリー。

 

 間違いなく、この夏ペレス会長は大きなガス抜きへと動くこととなる。
 すでにチェルシー所属のMFエデン・アザール獲得に動いていることは周知の事実であり、ロシア・ワールドカップで活躍した選手獲得に向け接触を試みることは間違いない。

 

 次々とビッグネーム襲来の可能性も考えられるマドリーで、ハメスの復帰が実現となったとしてもスタメンは約束されていない。
 その点を、ハメスがどのように考えるかが今後の課題である。

 

 現時点での交渉は、“ 様子をうかがっている ”程度。
 両クラブがプレシーズンをスタートさせるタイミングも関係してくるため、あまり残された時間はないのも事実。

 

 まずは、マドリーがどの程度の規模感で戦力補強を行おうとしているかを冷戦に判断し、早期復帰の決断をしてからも遅くはないだろう。

 

 

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