トニ・クロース、レアル・マドリー退団の噂、選手自身はこの報道を真っ向から否定

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 レアル・マドリー所属のMFトニ・クロース。今夏の移籍市場でクラブからの退団を検討していると伝えられた。

 

 

 

 

 2014年夏にバイエルン・ミュンヘンからマドリーへ加入したクロース。
 加入直後から、中心選手として活躍しチャンピオンズリーグ3連覇やリーグ優勝などに大きく貢献し、充実したキャリアを過ごしている。

 

 だが、今年29歳を迎えたクロース。
 現在のマドリーは、大きなサイクルを一つ負えようとしているのが現状。

 

 今季の低迷はその序章であり、クラブ側は大型補強で波を乗り切ろうとしている。
 そんななか、今季パフォーマンスが上がらないクロースが売却されるのではないかという憶測が飛び交っているのだ。

 

 現地メディアでは、マドリーはクロースに対し適切なオファーが届けば交渉の席に着くと伝えている。
 真相は不明だが、唯一言えるのはクロース自身が移籍の可能性を完全否定している点だ。

 

 すでに、マンチェスター・ユナイテッドが今夏にクロース獲得に関心を示している。
 一方で、マドリーはユナイテッド所属のMFポール・ポグバやトッテナム所属のMFクリスティアン・エリクセン獲得に関心を示しており、中盤のポジションをひと枠開ける必要がある。

 

 中盤で攻守のバランサーを高いレベルで保っていたクロースの存在は、大きい。
 涼しい顔をして難しいプレーをこなしておりクロース不在時のチームは全く別のチームといった印象だ。

 

 現マドリーの中盤で補強の必要性があるのは、DMFのカゼミーロだろう。
 年々パフォーマンスが低下し、今季はその傾向がとりわけ強い。

 

 緊張感の糸が切れなような怠慢なプレーに終始しており、このままパフォーマンス改善が見られなければ放出に傾く可能性がある。

 

 噂されるチェルシー所属のMFエンゴロ・カンテ獲得を実現させることができれば、ルカ・モドリッチやクロースのパフォーマンスはさらに大きな改善が見られるだろう。

 

 各セクションに大型補強が噂されるマドリーだが、中盤においてはルカ・モドリッチの負担を軽減させる選手の補強が必須。
 向こう数年はトップフォームを維持するであろうモドリッチも、すでに33歳を迎え世代交代を視野に入れておく必要がある。

 

 後任に理想なのは、エリクセンだろう。
 トッテナムで、主に攻撃的MFとしてゲームを構築し得点に多く絡むパフォーマンスを見せていることから、モドリッチの後釜には理想的だ。

 

 何れにしても、今回報じられたクロースの移籍説。
 指揮官に復帰したジネディーヌ・ジダン監督がクロースをどの程度評価しているかによって、今夏の去就が決定することは間違いない。

 

 ユナイテッドでパフォーマンスを再び落とし始めたポグバを無理して獲得するのか?
 ジダンが構築する中盤は、圧倒的な個人技と組織力の両立だ。

 

 双方を高いレベルで兼備するのはエリクセンであり、決してポグバではない。
 ポグバが最も活きる所属先は、はやりユヴェントスだろう。

 

 マドリーにとって、世界屈指のバランサーを失うことは、昨年夏にユヴェントスへの移籍を許したクリスティアーノ・ロナウドと同レベルのダメージを受けることとなるだろう。

 

 それも、シーズン終盤にボディーブローのように蓄積されたダメージが噴出する印象だ。
 今夏の移籍市場でエリクセンとポグバ獲得に強い関心を示すマドリー。

 

 モドリッチの負担軽減で獲得するのであれば、言うことはないがクロース売却の後釜としてどちらかの選手を獲得するのであれば、中盤の再構築は必須だろう。
 果たして、マドリーは今夏どのような決断を下すこととなるのか注目が集まりそうだ。

 

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