トッテナムがコンテ監督招聘を画策?

スポンサーリンク
LINEで送る
Pocket

 

 トッテナムがインテルを率いるアントニオ・コンテ監督の引き抜きを画策しているかもしれない。
 4月19日、ジョゼ・モウリーニョ前監督を電撃解任し、今季残りのシーズンを29歳のクラブOBであるライアン・メイソン氏が暫定監督を務めている。

 

 今夏の監督人事に急ぐトッテナムは複数の指揮官候補をリストアップしている中で、インテルを09-10シーズン以来となる19回目のセリエA優勝に導いたコンテ監督招聘に関心を示している。
 トッテナムはコンテ監督側と接触を行い、クラブの陣容や来季に必要な補強について会談を行なった模様。

 

 現時点でインテルとコンテ監督の関係は良好だと予想できる。
 ただ、昨年夏のタイミングで指揮官辞任を仄めかすなど蜜月な関係を構築できているとは言い難い。

 

 特に、今季スクデットを獲得したことで、クラブ首脳陣にさらなる戦力補強を指揮官は要求する可能性も。
 コンテ監督が過去に歴任したユヴェントスやチェルシーは、選手補強に対しクラブ首脳陣と一定の乖離が見られ辞任、もしくは成績不振による解任した過去を持つ。

 

 来季、欧州カップ戦での躍進が目標となるインテル。
 コンテ監督に求められる要求は高く、それに応じて指揮官はクラブ首脳陣にビッグネームの補強を要求することになるだろう。

 

 しかし、インテルのクラブ経営は磐石ではない。
 コンテ監督の去就やクラブの戦力補強について、今季終了後にクラブ経営を行うオーナーのスティーヴン・チャン氏と会談を行うことが予定されており、シーズン終了後に最終決定が行われることに。

 

 コンテ監督がクラブに突きつけるであろう条件を首脳陣が快諾できなければ、辞任という選択肢も考えられる。
 トッテナムには、そこに付け入る隙があるのかもしれない。

 

 とはいえ、トッテナムにとってもコンテ監督就任で同様のリスクを抱えることになることは間違いなく、今後の行方を注意深く見守っていく必要があるのかもしれない。

 

 

LINEで送る
Pocket