マンチェスター・ユナイテッド所属のGKダビド・デ・ヘア。今夏の移籍市場でレアル・マドリーが獲得に向かっている。
デ・ヘア移籍の最終決定権を持っているジョゼ・モウリーニョ監督が、同選手の移籍について次のような条件を明らかにした。
「 ミランに所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの獲得が保証された場合にはデ・ヘアの移籍を許可する 」
この夏、多くの選手が玉突き人事でクラブを転々としている稀なマーケット。
一時、マーケットに出回るとされてきたドンナルンマだが、ここにきてクラブとの契約延長交渉に進展が見られている。
ユナイテッドが、この夏にドンナルンマ獲得を実現させることは事実上困難なミッションであることは間違いない。
そうなれば、マドリーにとってデ・ヘア獲得は必然的に遠のくこととなる。
だが、そこはマーケットでの立ち回り方を世界一理解しているフロレンティーノ・ペレス会長だ。
ユナイテッドとデ・ヘアの現行契約は2019年に満了を迎える予定。
選手がマドリーへの移籍を熱望しているのであれば、ユナイテッドからの新条件のオファーを拒否することは間違いなに。
そうなれば、移籍金が発生する来夏の移籍市場での売却は必須。
近年好パフォーマンスを連発するデ・ヘアの市場価値の下落は極めて考えにくい。
この夏、セルヒオ・ロメロ、ジョアン・ペレイラといった守護神候補と次々と契約を延長したユナイテッド。
現時点では、新たな契約更新に向けた話し合いは行われていないのが現状であり、今後の動きに注目が集まるのは間違いなさそうだ。