アトレティコ・マドリー所属のFWジエゴ・コスタ。今冬の移籍市場で中国移籍を検討しているようだ。
ジエゴ・コスタは、クラブから受け取る800万ユーロのサラリーに大きな不満を抱いている。
チームの顔であるアントワーヌ・グリーズマンが2000万ユーロのサラリーを受け取っているのに対し、自身が半額以下の現状にいらだちを隠さない。
一向にクラブ側から契約更新の話が聞こえてこないタイミングで、中国から破格の条件で獲得オファーが届いたと伝えている。
コスタは、中国から届く2度目となるオファーを受け入れる方針で検討を進めているようだ。
過去に、チェルシーで中国移籍を決断した際、当時クラブを率いていたアントニオ・コンテ前監督に反旗を振りかざしたと判断され構想外の扱いに。
クラブを追われ、それを救済する形で古巣アトレティコへ復帰していた。
無論、当時支払った移籍金はインセンティブを含めると6000万ユーロを超える。
昨年夏に交渉が成立し、同シーズン中に移籍金満額を支払っているはずであるから、中途半端な活躍では年俸の見直しは断行されないだろう。
仮に今回の報道が事実だとすれば、信頼して獲得し主力として計算するクラブを2度も裏切ることになる。
とりわけ辛いのは、チェルシーから見下し班を押され退団に追い込まれたコスタを救済する形で獲得したアトレティコを見捨てる形となることだ。
30歳を迎え、キャリアは下り坂へと進んでいく一方でパフォーマンスはどんどん低下していくことは明らか。
とはいえ、シーズン途中のこのタイミングで、突然『 他クラブから破格のオファーが届いたから移籍する 』では、クラブ側は真っ当なクラブ運営は難しいのが正直な感想だろう。
アトレティコとすれば、コスタ残留は悲願であることは間違いないはずだが、条件次第では売却を了承する可能性もある。
中国から届くオファーは、破壊的な金額であるケースが多く、1選手売却で複数のポジションを強化できる。
一方で、その巨額の資金を集中投資することで、ビッグネームを獲得することすら可能だ。
コスタ売却となれば、大きな戦力ダウンにならない程度の選手の獲得が必要となるが、来夏はベテランストライカーが多く市場に出回る可能性が高いとみられている。
アトレティコに抵抗感がなければ、パリ・サンジェルマン所属のFWエディンソン・カバーニあたりは年齢も近く理想的な選手ではないかと考える。
いずれにしても、選手そしてクラブが中国から届くオファーを受け入れることになるかどうかが最大のポイント。
選手が率先して受け入れることを決断しているのであれば、もう欧州に戻ってくることは絶対にできなくなることは確実であり、ファンの一人として非常に寂しいものだと感じてします。
果たして、過去に大きな失敗をしアトレティコに救ってもらった感のあるコスタ。
同じ失敗を、恩義のあるクラブに対し断行することになるのだろうか?注目だ。
痛烈に批判する
アトレティコ・マドリー所属のFWジエゴ・コスタ中国から届いた巨額オファーに心が揺れ移籍に前向きとの報道
選手を評価するのはお金は選択肢の一つだが、三下り半をつかされチェルシーでプレーできず、
古巣が拾ってくれた恩をあだで返すのはちょっとhttps://t.co/aAkhxLcTzl— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) December 1, 2018