レアル・マドリー所属のMFイスコ。マンチェスター・シティがイスコ獲得に乗り出す準備を進めているようだ。
今季序盤戦こそ、フレン・ロペテギ元監督に重要視され多くの出場機会を得ていたイスコ。
成績不振でロペテギ元監督が解任され、サンティアゴ・ソラーリ前監督就任で状況は一変。
負傷の影響も響いたが、出場機会が激減。
ソラーリ体制で冷遇されてきた“ スペインの魔術師 ”だが、3度目の政権交代で息を吹き返す。
ジネディーヌ・ジダン監督復帰により、出場機会が増加。
最終的に、今季公式戦37試合に出場し6得点1アシストを記録している。
マドリスタから多く愛されるイスコだが、クラブは今夏の移籍市場で大型補強を断行し影響を受け売却候補とされているのが現状。
放出リストへリストアップされ、移籍先を探しているところに、シティが獲得に興味を示している様子。
シティは、元来イスコの可能性を高く評価しており、2013年夏マラガからマドリーへ移籍の際も獲得に動き合意目前まで交渉を進めていた過去がある。
それ以降、幾度となくイスコ獲得の可能性を探ってきたシティは、今夏が最大のチャンスと考えイスコ獲得に動いているようだ。
シティは、来季終了後にダビド・シルバが契約満了で退団する予定。
代役探しに奔走しているが、ジョゼップ・グアルディオラ監督がイスコ獲得を熱望しているとのこと。
この話は、イスコにとって悪くない話だろう。
マドリー加入以降、ベンチ生活が長く続き近年はシーズンごとに立ち位置が二転三転する状況が続く。
売却候補にリストアップされているものの、ジダン監督は選手を評価している節があり、売れなければ構想に入れる姿勢を貫いている。
であれば、イスコはシティへ新たな可能性を求める決断をしても良いのかもしれない。
中盤にビッグネーム揃うシティでのポジション争いは熾烈を極めるが、マドリーとは状況が異なる印象。
指揮官の好みで起用法の変化などがなく、明確なプランで戦力として計算されるであろうシティ移籍はイスコの成長に大きく関係する可能性も。
ジダン監督が採用しようとする戦術プランは、イスコと相反するもの。
今のマドリーに、イスコが活かされる環境はないのが実情であり、クラブ側もその点は考慮しているだろう。
フロレンティーノ・ペレス会長はイスコを大のお気に入り選手の1人としてカウントしているが、近年の出場機会の少なさにフラストレーションを溜め不満分子の1人と化してしまっているイスコ残留はマドリーにとって良いことではない。
マドリーが要求する8000万ユーロの移籍金をシティが支払うことができるなら、売却交渉に応じるとみられているが今後の動きに注目していきたい。
マンチェスター・シティ
レアル・マドリー所属のMFイスコ獲得に動くhttps://t.co/H3oUgxHp0P— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) June 27, 2019