レアル・マドリー所属のFWガレス・ベイル。バイエルン・ミュンヘンがベイル獲得に関心を示しているようだ。
報道によるとバイエルンは、今夏にベイルをレンタル契約で獲得することを模索。
マドリーは、これまでベイル売却に向けありとあらゆる手段を用い移籍交渉を進めてきたが、高額なサラリーと移籍金がネックとなる獲得を尻込みするクラブが多い。
今夏の最大の問題児へと上り詰めたベイル。
『 売れないベイル 』
と、揶揄されるなど、今季このままマドリー残留の可能性が大きく報じられてきた。
だが、ここにきて状況が少しずつ動き始めている様子。
“ ロベリ ”が昨季限りでクラブを退団し、代役確保に注力していたバイエルン。
これまで、マンチェスター・シティ所属のFWレロイ・サネや、チェルシー所属のMFカラム=ハドソン・オドイ獲得に関心を示すものの、保有権を持つクラブの抵抗は強く、いずれの交渉も失敗に終わっている。
現有戦力で長いシーズンを乗り切る選択は、バイエルンに無いようで再びベイル獲得の可能性を探っているとのこと。
ただ、バイエルンにも金がない。
そこで、バイエルンはスポンサーの協力を得てベイルをレンタル契約での獲得を模索。
選手の代理人を務めるジョナサン・バーネット氏は、ベイルのレンタル移籍を否定するコメントを残しているものの、マーケット閉幕直前までに新天地が決定しなければ、バイエルン移籍も選択肢に入ることを示唆。
プレシーズン中に負傷離脱者を多く抱えることとなったマドリー。
マルコ・アセンシオが重傷を負ったことで、ベイルの残留は大きく傾いた。
ただ、ジダン監督の考えは変わることがなかった。
売却に向け精力的に動いており、その売却益を活用しマンチェスター・ユナイテッド所属のMFポール・ポグバ獲得を画策。
バイエルン単体では、ベイル獲得は難しいというのが本音。
レンタル契約で獲得することを画策しているが、マドリーは簡単に了承することはないだろう。
ハメス・ロドリゲスの件で両クラブには少なからず遺恨が残っているはず。
買取オプション付きのレンタル契約でハメスを売却したマドリー。
それも2年契約でだ!
で、最終的にバイエルンが決断したのは、買取オプションの未更新。
表向きには紳士的な姿勢で事に当たるマドリーのフロント陣だが、決して気分が良いわけではない。
ベイルにも同様のことが起こる可能性は十分に考えられる。
特に、高値で売り抜きたいマドリーは、ハメスと同様のことが起こることは回避しておきたい。
完全契約にこだわるのは、その点も考慮されている。
唯一の解決方法は、無料権の買取義務を付与したレンタル契約での契約締結だろう。
買い手が見つからず、苦しいマーケットを過ごすマドリーだが、果たしてバイエルンが獲得することとなるのか注目だ。
ウィング補強失敗続きのバイエルン・ミュンヘン
レアル・マドリー所属のFWガレス・ベイル獲得を再考か?https://t.co/HBDwbvH3UJ— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) August 6, 2019