インテルが暗黒の時を迎えようとしているのかもしれない。先日、トッテナム退団の意向を示唆したばかりのMFクリスティアン・エリクセン。
レアル・マドリーからのオファーを待つ旨のコメントを残したエリクセンに、インテルが獲得に向け近づこうとしているようだ。
アントニオ・コンテ氏を新監督に迎えたインテル。
コンテ氏は、早くも過去歴任した2クラブと同様にクラブ規模を無視したビッグネームの補強をクラブ側に要請。
先日も、レアル・マドリー所属のFWギャレス・ベイル獲得を熱望するコメントを残すなど、大きな動きを見せようとしている。
そんな中、トッテナム退団の可能性を示唆したエリクセン獲得に乗り出す可能性があるようだ。
エリクセンは、今夏の自身の去就について次の通りコメント。
「 僕は自分のキャリアにおいて新たな挑戦を求める時期に突入したと感じている。新しいチャレンジが欲しいんだ 」
このコメント受け、すでに獲得の可能性を探るマドリーやバルセロナが積極的に動き出すことは間違いないだろう。
この熾烈な争奪戦にインテルが参戦することになる。
インテルは、エリクセン獲得に向け6000万ポンドの移籍金を用意して交渉に挑むとのこと。
ただ、トッテナムが要求する移籍金は1億ポンドを超えており交渉は難航することは間違いない。
エリクセンが示唆する『 新たな挑戦 』がステップアップという意味を込めるなら、クラブ規模やリーグ全体のレベルが低いインテルへ新天地を求める可能性はかなり低い。
可能性は“ 0% ”に近いだろう。
ただ、コンテ監督は絶対に諦めない。クラブ首脳陣に最後まで交渉を続けるよう要請するだろう。
クラブの資金力は、一切無視してだ。
2季連続でチャンピオンズリーグ出場権を確保し、なんとかビッグクラブとしての体裁を保つインテル。
だが、プレミアリーグでトップクラスの司令塔として活躍するエリクセンを口説き落とすだけの魅力は、今のインテルにはない。
ジュゼッペ・マロッタ氏をCEOに迎え、マネジメントの強化を行なったインテルだが、さすがに“ ウルトラC ”は用意されていないだろう。
あらゆる面を考慮し現状のインテルでは、コンテ監督が希望する選手の獲得は困難。
過去2クラブ同様、補強戦略をめぐりフロントとの軋轢が生まれ関係性悪化、チームの低迷、退任という形にならなければよいが。
インテル
トッテナム所属のMFクリスティアン・エリクセン獲得争奪戦参戦へhttps://t.co/5PBN19YqAn— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) June 6, 2019