インテル、前線の補強にメルテンス獲得を画策

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 インテルは、今夏にナポリを契約満了で退団したベルギー代表FWドリース・メルテンス獲得を検討しているようだ。
 メルテンスはナポリで9シーズンに渡り在籍し、公式戦通算397試合に出場。

 

 在籍期間中にクラブ史上最多の148ゴール、90アシストを記録し名実ともに絶対的エースとしてクラブに君臨。
 近年のクラブの好調を牽引し続けてきた絶対的エースであったが、昨季終了のタイミングで契約が満了しナポリを退団したばかり。

 

 今夏は新天地を求め複数のクラブと接触を続けている中、今季スクデッド奪還を目指すインテルがメルテンス獲得の可能性を探っているという。
 限られた財政の中から、精力的な補強を断行するインテル。

 

 前線の高齢化が懸念され、地理代表FWアレクシス・サンチェスに退団が噂されているため、メルテンスを代役として指名している模様。
 フリートランスファーとなったメルテンスの下には、すでに母国ベルギーのロイヤル・アントワープや、ラツィオからの関心が伝えられている。

 

 メルテンス争奪戦が日増しに強まっている中、インテルが争奪戦に参戦する意向にあるという。
 インテルは、2020年夏にもメルテンス獲得に向け接近した過去を持つ。

 

 当時クラブを率いていたアントニオ・コンテ前監督も獲得を熱望していたが、同選手は最終的にナポリとの契約延長を選択。
 しかし、今回は状況が全く違う。

 

 新天地探しに余念がないメルテンスは、勝手を知ったセリエAでのプレーを望むかもしれない。
 今季、スクデッド奪還に向け戦力が整い始めているインテルは選手にとっても好都合か?

 

 問題は、メルテンスがインテルに加入した際、安定した出場機会を得ることができるかどうかだろう。
 無論、財政面に大きな不安を抱えるインテルが、選手側が求めるサラリーを用意できるかも入団に向けた障害だ。

 

 そして最も大きな障害が、チリ代表FWアレクシス・サンチェスの存在だという。
 首脳陣はサンチェスを今季の構想から外し双方合意の上での契約解除を求めているものの、現在まで合意を得ることができていない。

 

 新戦力獲得には、既存選手の売却がセットの動きとなるインテル。
 メルテンスという逸材を獲得できるチャンスを逃さまいと、A・サンチェス退団に向け交渉を急ぐ必要がある。

 

 今夏、限られた財政ながら卓越した手腕を発揮するジュゼッペ・マロッタGMだが、メルテンス獲得に向けた秘策を用意しているのか注目が集まる。

 

 

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