アーセナル所属のMFジャック・ウィルシャー。今冬の移籍市場でアーセナル退団が噂されるウィルシャーだが、その去就が年内に確定されることが明らかとなった。
アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は、ウィルシャーの去就について年内に決定される見通しであることを示唆。
クラブで将来を約束されたウィルシャーだが、度重なる負傷に苦しまられ本来のパフォーマンスを披露することができていない。
昨季、ついにボーンマスへレンタル契約で新天地を求め事実上ヴェンゲル監督の構想から除外に。
奮起を期待されたウィルシャーは、ボーンマスでリーグ戦で27試合に出場。
一応の結果を残したものの、シーズン終盤戦で負傷離脱し昨季を終えていた。
今夏の移籍市場で移籍の可能性が伝えられたウィルシャーだが、最終的にチームに残留。
ヴェンゲル監督の構想外とされ、プレミアリーグ第11節を終了した時点で1試合の出場にとどまる。
ただ、カップ戦やヨーロッパリーグでは先発メンバーにを務める試合が多く、徐々にだが復調の兆しを見せている。
本来であれば、今冬に売却が予定されているMFメスト・エジルの後継者としてピッチでタクトを振ることが期待されている。
大きな問題は“ ガラスのエース ”と揶揄されるほど繰り返す怪我との戦いだ。
ヴェンゲル監督は、ウィルシャー残留に努力しつつ次のようなコメントを残した。
「 12月に決まるだろう。彼に対しては、去就について考えることはなく、まずは6ヶ月を与えたいと思っていたんだ。最初は暗闇の中で準備をしていて、ハードワークをしているね。 彼と同じような選手を見つけることは難しいよ 」
将来が期待されるウィルシャーも、はや25歳。怪我を繰り返す現状を考えると、選手として最高の時期を迎えるために残された時間は多くない。
今冬にも大胆なクラブ改革が噂されるアーセナルだが、クラブ史上最大の下部組織出身選手がどのような選択をすることとなるか注目が集まりそうだ。