ASモナコ所属のMFトマ・ルマル。アーセナルはルマル獲得に向け5400万ポンドという破格のオファーを用意し、3度目のオファーを提示。
すでに2度にわたるオファーを拒否し続けてきたモナコ。
今季プレミアトップ4返り咲きを画策するアーセナルは、リヨンからクラブ史上最高額の4650万ポンドの移籍金を支払いFWアレクサンドル・ラカゼットを獲得。
報道通りの移籍金をルマル獲得に準備しているのであれば、この夏2度目の記録更新となる。
だが、相手はモナコ。
昨季リーグ・アン優勝に大きく貢献した選手を次々に引き抜かれ、すでに骨抜き状態。
チームの将来を担うと期待されているFWキリアン・ムバッペも移籍を望んでおり、噂通り移籍が選手退団が相次ぐと、新シーズンの競争力低下が招ききれない。
モナコ側はルマル引き抜きに注力しており、アーセナルからの破格のオファーには耳を貸さないのも現状だ。
何より、モナコの金庫は潤っている。
これから戦力の拡充に向けた動きを見せようとした矢先の出来事だった。
新時代の担い手の一人としてアーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督がルマル獲得に強い関心を示しており、両クラブの今後の駆け引きに注目が集まりそうだ。