チェルシー所属のFWタミー・アブラハム。今夏の移籍市場でチェルシー退団を検討しているようだ。
昨季、フランク・ランパード前監督の下でポジションを獲得しスタメンとして活躍を続けてきたアブラハム。
クラブが今夏に大型補強を断行したこともあり熾烈となったポジション争いだが、それでも今季ここまで公式戦30試合に出場し12ゴール6アシストという上々の記録を残している。
だが、ランパード監督解任後、トーマス・トゥヘル監督が指揮官に就任後に状況は一変。
与えられていた出場機会は減少し、追い打ちをかけるかのように負傷で離脱。
現在は復帰しているものの、現地時間17日に行われたFAカップ準決勝のマンチェスター・シティ戦はベンチ外、2月20日のサウサンプトン戦を最後に欠場が続けているのが現状だ。
アブラハムは、クラブ内で自らが置かれた状況を鑑み今夏にチェルシー退団を検討しているという。
チェルシーは、今夏の移籍市場でCFのポジションの世代交代を視野に入れている模様。
復調をアピールするFWオリヴィエ・ジルーとの現行契約は今季終了までで、イタリア方面から関心を集めている現状もあり、今夏に新天地を求めることが既定路線とみられている。
チェルシーは選手層の拡充を図るべく、ボルシア・ドルトムント所属のFWアーリング・ハートランドやインテル所属のFWロメル・ルカク獲得に関心を示している。
昨年に続きビッグネーム獲得オペレーションに着手する中、アブラハムのクラブ内での序列は下落していく一方だ。
チェルシーとアブラハムとの現行契約は2023年まで。
契約期間を2年残しているが、チェルシー側はアブラハム遺留は選択肢になく、条件次第で今夏の売却に応じる姿勢にあるという。
すでに、レスター・シティやウェストハムといったプレミアリーグの古豪クラブが獲得に関心を示している。
補強禁止処分で満足な戦力が整えられなかったときに、エースストライカーとしてクラブの攻撃陣を牽引する活躍を魅せた功労者の一人。
下部組織出身で順調なキャリアを歩むと見られていたが、昨年夏の大型補強、シーズン途中の指揮官交代がアブラハムのキャリアを狂わせた。
とはいえ、年齢的にもまだ若く、チェルシーにこだわるよりも確実に出場機会を得られるクラブへ新天地を求め、さらなるステップアップを目指して活動していくことは悪くない選択だと考えるが果たして。
チェルシー所属のFWタミー・アブラハム
出場機会減少で今夏にチェルシー退団か?https://t.co/OCNzPD1Ax1— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) April 19, 2021