アトレティコ・マドリーが、昨季を最後にパリ・サンジェルマンを退団したFWエディンソン・カバーニ獲得を再び画策しているようだ。
報道によると、アトレティコはカバーニに対し今夏の獲得に向けオファーを提示したと伝えた。
昨シーズン中の6月末にパリSGとの現行契約が満了を迎えクラブを退団したカバーニ。
フリーエージェントとして迎える移籍マーケットで、一時ベンフィカ移籍合意が伝えられた。
その後、ベンフィカがカバーニ側が要求する破格のサラリー負担が苦しいと判断し交渉から撤退。
南米やアメリカ挑戦も噂されたカバーニだが、ここにきて今冬に接触したアトレティコがカバーニ獲得に再び関心を示しているという。
今夏の移籍市場でバルセロナ所属のFWルイス・スアレスを獲得。
攻撃陣の更なる補強を目指すアトレティコは、カバーニ獲得に向け1000万ユーロのサラリーを下回るものの、好条件のオファーを提示。
現在33歳のカバーニ。現役引退はまだ早く、パリSGでのパフォーマンスは未だ第一線級での活躍が期待できる大きなもの。
アトレティコがカバーニを獲得するためには、乗り越えなければならない難題がいくつかある。
大きなウェイトを閉めるのが、人件費の問題だ。
先日、ユヴェントスへFWアルバロ・モラタを買取オプション付きのレンタル契約で放出し、代役にルイス・スアレスを獲得。
ウルグアイ代表で屈強な2トップを構築するスアレスとカバーニをクラブに招き入れるには、更なる人件費圧縮が必須。
そんななか、アトレティコはカバーニ獲得に向け、近年パフォーマンスに衰えの見えるFWジエゴ・コスタ売却の可能性を模索。
D・コスタには、これまでにも中国スーパーリーグのクラブや、ASローマ、トッテナム、ナポリなどが獲得に関心。
しかし、獲得に必要な高額な移籍金がネックとなり選手側は破格のオファーを提示した中国スーパーリーグ挑戦に未だ興味を示しているのが現状。
カバーニ獲得に本腰を入れるアトレティコは、D・コスタ売却に向け積極的に動いているが、推定1000万ユーロのサラリーを受け取る同選手獲得には二の足を踏んでいる現状にある。
D・コスタは、昨季リーグ戦23試合に出場し5ゴールと全盛期と比較すると不満の残るパフォーマンスであったことは言うまでもない。
D・コスタ本人は、以前から関心が寄せられる中国からのオファーに魅力を感じており、移籍の可能性も模索。
カバーニ獲得のチャンスが到来したアトレティコが、中国のクラブと交渉を大きく進める可能性も考えられるが果たして。
アトレティコ・マドリー
FWエディンソン・カバーニ獲得に関心https://t.co/Bt1a3x8h1M— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) September 26, 2020