イニエスタが自身の去就について語る、『 残留してもしなくてもバルサが僕の家 』

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 バルセロナ所属のMFアンドレス・イニエスタ。来夏の去就が注目されるイニエスタだが、自身の去就について言及した。

「 ( 契約延長交渉に )基本合意に達した時には、すべてが完了したと理解されるが、僕はそうではないと捉えている。別に会長の言葉を否定したわけじゃない。実際の状況を述べただけだ 」

「 僕が置かれている状況は、何も目新しいものじゃない。契約がもう切れる状況で、少し前から話し合っている。なるようになるだろう。現在、唯一望んでいることは、最高のプレーを見せて、このクラブとともにタイトルを勝ち取ることに他ならない 」

 バルセロナでのプレーに集中しているイニエスタだが、現フロント陣に大きな疑問を感じていることは間違いない。

 特に、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長との間には埋めがたい確執があるのは事実。

 バルトメウ会長はイニエスタとの契約延長で基本合意に達したと公言したものの、イニエスタ本人がこれを完全否定し、現時点では去就が不透明な状況だ。

 バルセロナとイニエスタの現行契約が2018年に満了を迎えることから、クラブ側は契約延長を急いでいる。

 30代を迎えハイパフォーマンスでフル出場することは難しくなってきたが、エルネスト・バルベルデ監督の構想に含まれており、中心選手として活躍が期待されている選手の一人。

 だが、クラブフロントとの確執と契約延長交渉が順調に進んでいないことから、来夏の移籍市場でユヴェントスが獲得に向けイニエスタ側と接触を試みている。

 とはいえ、イニエスタ側は現時点で契約満了後の話をするのは時期尚早と考えているようであり、現時点では1試合ごとにプレーに集中するだけだと強調している。

「 ( 去就に関して )いつ決断を下すかははっきりしていない。理由は、そのことを考えていないからだ。僕はチームに専念することだけを考えている。僕個人の将来は、いずれ分かることだろう。何より重要なのはピッチ上のことに他ならない 

「 僕の頭、ハート、身体が決断を下すことになるだろう。( バルサで )続けようが続けまいが、ここは僕の家だ。問題など絶対に存在しない 」

 バルセロナに熱い忠誠を誓いながらも、今季終了後の移籍については否定しなかったイニエスタ。

 今季中に契約延長交渉が行われることは間違いないが、バルセロナがイニエスタに魅力的なプロジェクトを提案することができなければ、アカデミー屈指の選手が新天地を求めることになるかもしれない。

 

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