2018年夏の移籍市場大胆予想! パリSGはどのような道を歩むのか?

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 2017年夏の移籍市場でバルセロナからFWネイマールを強奪したパリ・サンジェルマン。
 16−17シーズンの結果次第で、補強動向は異なるが、2018年夏の移籍市場で、パリSGはどのように動くのか大胆予想してみた。

 

ファイナンシャルフェアプレーの魔の手が? 主力の大量流出が迫る!

 

 パリSGの運営法人は、カタール投資庁。いわゆる潤沢なオイルマネーで成長し続けてきたパリSG。
 2017年夏にバルセロナからネイマール完全契約で、ASモナコからキリアン・ムバッペをレンタル契約で獲得した。

 

 ネイマールに2億2200万ユーロ、ムバッペに関しては今季終了後に1億8000万ユーロを支払うことで完全移籍で獲得する契約が成立している。

 

 パリSGの会長を務めるナセル・アル・ケライフィ会長は、 FFP回避に自信を持っているが、現状を鑑みると大胆な人件費削減に打って出ない限り、UEFAから何らかの処分を言い渡されることになるだろう。

 

えっ!あの選手まで売却? 2018年夏の移籍市場では売り手市場との動きも

 

 まず、FFPの基準を満たす猶予時間は、2018年6月30日まで。
 ケライフィ会長は、期限ギリギリまで収益を向上させることを画策。

 

 すでに、今季の収益目標を20%から40%まで引き上げるつもりとのこと。
 リーグタイトル奪還、チャンピオンズリーグ上位進出で大幅な収益増加が期待できる。

 

 一方で、2017年夏に獲得したネイマール、ムバッペの両選手が看板選手となり、ユニフォームの売り上げが市場最高額を更新。

 

 マーケティング面では、ごく限られた情報しか市場に出回らないため、今後どのような施策を施すか経営陣の腕の見せ所。

 

 とはいえ、現時点では夏に巨額の投資をし人件費が膨れに膨れ上がった現状をスリム化する必要がある。
 余剰戦力としてリストアップされている、5〜6選手の売却の可能性を探っている。

 

 売却リストへリストアップされている選手は、

・ チアゴ・シウバ
・ アンヘル・ディ・マリア
・ ハビエル・パストーレ
・ ルーカス・モウラ
・ ユリアン・ドラクスラー
・ ハテム・ベン・アルファ

 以上だ。
 どの選手も他クラブへ新天地を求めれば、主力選手として活躍が期待できるだけの選手。

 

 無論売却時には、高額な移籍金と大幅なサラリーの減額が期待できる。
 2018年冬の移籍市場で、数名の選手を高値で売却し、ウナイ・エメリ監督の構想に含まれている選手は今季終了後に売却というのが既定路線であろう。

 

 中盤から前線にかけての世代交代は着実に進んでいるが、最終ラインは思うように新陳代謝が進んでいない。
 この夏も、ダニエウ・アウヴェスを獲得しセルジ・オーリエを売却。

 

 世代交代どころか、最終ラインの平均年齢をさらに高めた結果に。
 いずれにしても、売り手市場のパリSG。
 まずは、膨れに膨れ上がった現スカッドをスリム化し、軽々の盤石かを急速に進めなければならないのが現状だ。

 

売却と同時に主力級の選手の一本釣りを検討へ

この夏に獲得を見送った守護神の補強に着手! 手始めにアトレティコの正守護神をターゲットに

 

 この夏にも獲得に動いたアトレティコ・マドリー所属のGKヤン・オブラク獲得に向けた再交渉に早々に着手することとなっただろう。

 

 パリSGは、この夏にもオブラク獲得に向けアトレティコと接触を試みたものの、アトレティコがFIFAから戦力補強禁止処分が言い渡されていたため現有戦力の売却は頑なに拒み続けてきた。

 

 だが、パリSGは正守護神補強は諦めていない。マーケット開幕直後にクラブフロントが刷新され補強に向けた基本指針が一転されたものの、オブラクは補強リストから漏れることはなかった。

 

 事実、アトレティコと接触したが、前述の通りアトレティコが首を縦に振らなかったため、交渉は不成立。
 代役確保に動いていないことから、2018年夏にもオブラク獲得に向け動くことが噂されている。

 

アンカーの世代交代は急務! チアゴ・モッタの後釜は誰?

 

 パリSGにとって、可及的速やかに世代交代に動かなければならないポジションだ。
 35歳を迎えたチアゴ・モッタは、未だ健在ながらも過密日程を乗り越えるだけの若さはない。

 

 中盤の底で攻守両面に渡り異彩を放つチアゴ・モッタだが、定説であれば近いうちに現役から退くことに。
 仮に、来季以降もチームに残留したとしても、同ポジションには補強が急務。

 

 チェルシー所属のMFエンゴロ・カンテ獲得に向け、2018年1月に1億ユーロを超えるオファーを用意しているという噂もあるほどだ。
 ケライフィ会長は、2018年夏までに守備組織の再構築を検討しており、アンカーの世代交代にプライオリティを置いている。

 

最終ラインは崩壊の一途? ベテランのチアゴ・シウバを売却し即戦力を引き抜きか?

 

 現地時間9月22日、33歳を迎えたチアゴ・シウバ。未だそのパフォーマンスは欧州屈指のものがあるが、年齢的にもシーズンを通してフル稼働することができにくくある年齢に差し掛かった。

 

 T・シウバがパリSGで見せているパフォーマンスを考えれば、あと数年はトップレベルを維持することができそうだが、急速な世代交代をクラブ側が断行すれば、移籍リストへアップされることは間違い兄。

 

 その他の選手も安泰ではない。唯一残留の可能性があるのは、パリSG加入以降不遇なシーズンを過ごしていたマルキーニョスだ。

 

 だが、そのマルキーニョスもレアル・マドリー等欧州を代表するビッグクラブが獲得に関心を示しており予断が許さない状況だ。

 

 仮に、最終ラインの総替えとなった場合、どのような選手を招き入れることとなるのか注目が集まる。
 現時点では補強動向は漏れ伝わっていないが、過去に関心を示したことがあるレアル・マドリー所属のDFラファエル・ヴァランだ。

 

 殻を突き破れていない現状もあり、選手本人は環境を変えることを検討しているかもしれない。
 とは言え、先日クラブと新たな契約に設定したばかりで、移籍交渉そのものが消滅。

 

 欧州全土を見渡しても、チアゴ・シウバ級の選手を簡単に見つけ出すことは困難だ。
 が、来夏の移籍市場でマーケットに出回るCBの実力者であるサウサンプトン所属のDFフィルビル・ファン・ダイクあたりは、パリSGにとって、理想的な人材かもしれない。

 

 このまま、T・シウバと単年で契約延長を繰り返していくこととなるか?
 それとも、急速な世代交代に着手することとなるか、クラブ首脳陣の決断が待たれるところだ。

 

2018年夏までの補強を予想!パリSGが取る道は

 

 2017年夏に前線のタレントを一新したパリSG。2018年夏に向けて、守備組織再構築に向けリサーチを続けていくことは間違いない。
 破壊的な資金力を持つパリSGの動きを止めることができるクラブは、今や欧州には存在しないのが現状か?

 

 唯一考えられるのは、UEFAが導入したFFPの存在のみ。
 処罰として最も重いのは、チャンピオンズリーグからの締め出した。

 

 ビッグイヤー獲得に向け、急速にチーム強化を図っているケライフィ会長にとって、これ以上の板ではない。
 17−18シーズンの途中に財政のバランスを急速に解決することが試されており、状況次第でここまで語ってきは話が一転することも考えられる。

 

 とはいえ、選手を駒のように動かしまくるパリSGの動きは、マーケットを眺めているだけでも楽しいことは間違いない事実だ。

 

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