カバーニ、新シーズンもパリSGでプレーか?クラブ残留を宣言

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 パリ・サンジェルマン所属のFWエディンソン・カバーニ。今夏の移籍市場でアトレティコ・マドリーなど複数のクラブがカバーニの去就に注目を集めている。
 パリSGとカバーニの現行契約は、2020年に満了を迎える。

 

 クラブからすれば、32歳を迎えたカバーニを移籍金が発生する今夏の移籍市場での売却を目論んでいたことは間違いない。
 前述通り、アトレティコがカバーニ獲得に強い関心を示していたこともあり、交渉は容易と考えていたはずだ。

 

 そんななか、カバーニは現在開催中のコパ・アメリカ2019のグループリーグ第3戦の地理代表戦終了後のミックスゾーンで次の通りはコメント。

 

「 パリでもう1年契約が残っているし、残留するつもりでいるよ。何が起きるかはわからない、パリSGの新シーズンを楽しみにしている 」

 

「 シーズンが終わる前にクラブと話をした。そして、今年もいたいという考えは伝えたよ 」

 

 カバーニの意向を受け取ってパリSGが、どのような決定を下すか見ものだ。
 実質上の契約延長拒否を突きつけたカバーニ。

 

 売却すれば、6000万ユーロ程度の移籍金の収益が期待でき、FFPの監視下にあるパリSGにとってカバーニ売却は今夏のプランにあったことは間違いない。
 が、選手本人はクラブ残留を表明。

 

 悪くは考えたくないが、これまでカバーニを乱雑に扱ってきた報いを支払わせる動きなのかもしれないと推察している。
 カバーニのプランは不透明だが、契約満了まで在籍することは何らかの意味があるはずだ。

 

 選手の年齢、パフォーマンス、年俸、移籍金など条件面を総合的に考えて、獲得に動くであろうクラブは数限られる。
 どうしても悪い方に推察してしまうのだが、不本意なウィングでの起用、ネイマールとの衝突、待遇の悪化などカバーニは、ピッチ内外で多くの問題を抱えていたのは事実。

 

 この問題に対して、クラブ側は大きな動きを見せようとはしなかった。
 真意はわからないが、これまでのクラブが繰り返してきた苦行を、移籍金ゼロでの退団という形で応えようとしていると勘ぐってしまったのだが。

 

 

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