ネイマール移籍オペレーション完遂に向け動くマドリー、補強資金捻出のためベイルを売却へ

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 パリ・サンジェルマン所属のFWネイマール。今夏の移籍市場でレアル・マドリーへの移籍が噂されている。
 シーズン終了間際に大きく動き始めたネイマール移籍オペレーションだが、マドリーは補強資金捻出と同選手がプレーするポジションを人枠開けるべく、MFガレス・ベイルの売却を目指しているようだ。

 

 報道によると、マドリーはネイマール獲得に向け常にコンタクトを取り続けているという。
 ネイマールの父であるロルダン氏は、今夏の取引成立に向けパリSG説得を試みている。

 

 徐々に外堀が埋まりつつある移籍オペレーションだが、獲得に必要な移籍金は2億6000万ユーロと破格だ。
 そのため、今夏に噂されるベイル売却説に力を入れる方針であるという。

 

 シーズン終盤に向け徐々にパフォーマンスが改善傾向にあるベイル。
 マドリーフロントは、間違いなくほくそ笑んでいることだろう。

 

 そもそも、フロレンティーノ・ペレス会長はネイマール獲得オペレーションに失敗したため、ベイル獲得に踏み切った。
 だが、ペレス会長悲願のネイマール獲得が実現しそうな今、負傷を繰り返すベイル売却というシナリオは動き始めるだろう。

 

 ベイル売却で得られるメリットは2点。補強資金捻出とネイマールのポジションを空けることだ。
 マドリーにとって、最も理想とするシナリオはベイルをマーケット開幕早々に1億ユーロで売却することだ。

 

 2013年にマドリー移籍以降、度重なる負傷の影響で満足いくパフォーマンスを披露できず、市場価値が大きく下落してきたベイル。
 だが、2018年に戦列復帰後、徐々にフィジカルコンディションが安定し先日行われたリーグ第37節のセルタ戦で2ゴールをマークするなど本来の得点能力を取り戻しつつある。

 

 短期間の活躍で市場価値が急上昇することは、やや考えにくいところだが交渉相手はマドリーだ。
 そして、おそらくペレス会長が交渉の窓口となるだろう。

 

 ペレス会長の交渉手腕を持ってすれば、ベイル獲得に投資した資金の回収に向け尽力するだろう。
 今夏に多くのビッグネームがマドリーの門をくぐると予想されてきたが、同時にネイマールの移籍は来夏以降になると見られていたため、ベイル売却は当落線上にいたことは間違いない。

 

 だが、今夏に取引を完遂させる可能性が浮上した現在。
 これまでリストアップしてきた選手すべてを諦めネイマール移籍交渉に集中することだろう。

 

 パリSGが1年間かけてバルセロナ、そしてネイマールを口説き落としたことを、マドリーはたった数ヶ月で成し遂げようとしているのだ。

 

 マドリーからすれば、ロシア・ワールドカップ本大会開催前に交渉をまとめ上げておきたいところだ。
 すでにリーグ・アンでのプレーに苛立ちを感じつつあると言われるネイマール。

 

 世界一のクラブでのプレーを熱望するネイマールを、マドリーが獲得を実現させることができれば、長き庭なり頭を悩まし続けてきたFWクリスティアーノ・ロナウドの後継者問題も一気に解消することになりそうなのだが。

 

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