パリ・サンジェルマン所属のMFユリアン・ドラクスラー。今冬の移籍市場でクラブ退団が噂されるドラクスラーに対し、バイエルン・ミュンヘンが獲得に関心を示している。
ドラクスラーが主戦場とするウイングのポジションは、バイエルンが弱点とされるポジションの一つ。
通称“ ロベリ ”で欧州に名を馳せたMFフランク・リベリやFWアリエン・ロッベンも既に峠を超えた選手。
世代交代を余儀なくされるバイエルンは、手始めにリベリの後継者としてドラクスラーを指名し獲得の可能性を狙っている長蛇。
だが、今回の報道を受けドラクスラーは、自信の去就について次のようなコメントを残した。
「 冬や夏にクラブを離れることは考えていないよ。今はパリ・サンジェルマンにいて、シーズンの途中だ。自分たちのことをフォーカスしているよ 」
「 今は自分の将来について考える時ではないよ。でももちろん、ブンデスリーガという場所は常に興味深いものだ 」
2018年1月でパリSG加入2シーズン目を迎えるドラクスラー。
主力として活躍が期待されているものの、今夏に大型補強を断行したクラブの煽りを受け、出場機会は限定されている。
同時に、パリSGがファイナンルシャル・フェアプレーを考慮し複数の主力選手の売却を視野に入れており、ドラクスラーもその対象とされているのが現状だ。
マーケットの慣例を考えれば、加入後1年未満の主力選手が他クラブへ新天地を求める例は数少ない。
だが、巨額のオイルマネーを市場に投資し再びチーム強化に向け動き始めたパリSGだけに、ドイツ代表MFと言えど例外として扱われることはないだろう。
今季、リーグアン第12節を終了した時点で10試合に出場し2ゴールをマークするドラクスラー。
ウナイ・エメリ監督の構想に含まれリーグ第5節からはコンスタントに先発メンバーに選ばれるなど、好調をキープ。
仮に、ドラクスラーがマーケットに出回ることとなれば、バイエルンの他にもアーセナル等プレミア勢が交渉に参戦することとなるだろう。
クラブ残留を表明したドラクスラーだが、移籍オペレーションに向け今後どのような動きを見せることとなるか注目が集まりそうだ。