チェルシーは、クラブを率いるトーマス・トゥヘル監督の退任を発表した。
2021年1月にチェルシー指揮官に就任したトゥヘル監督。
歴任中に、チャンピオンズリーグとクラブワールドカップを制覇し、昨季プレミアリーグ3位という成績を残した。
クラブ買収交渉がずれ込み主力選手の大量流出を余儀なくされたものの、今夏にDFカリドゥ・クラバリ、DFマルク・ククレジャ、DFウェズレイ・フォファナ、FWラヒーム・スターリング、FWピエール=エメリク・オーバメヤンらを獲得。
選手の入れ替えが多く、今季チームを再構築し覇権奪還を目指していたものの、プレミアリーグ開幕から6試合終了で3勝1分2敗で6位とスタートダッシュに失敗。
現地時間6日に行われたチャンピオンズリーググループステージ開幕節のディナモ・ザグレブ戦で0-1とまさかの敗退。
クラブフロントは、昨季後半から続くチーム停滞を危惧し体制を刷新することを決断したようだ。
チェルシーは、トゥヘル監督解任について公式サイトを通じて次の通りコメントを残した。
「 チェルシーはトーマスと彼のスタッフがクラブで過ごした、あらゆる努力に対して感謝の意を示します。新オーナーグループがクラブを引き継いでから100日が経ち、クラブを前進させるため努力を続けている。新オーナーは、今回の判断が適切なタイミングであると考えている 」
今夏に主力級の新戦力を多く招き入れたチェルシー。
チーム再構築には、一定の時間が必要であることを考えれば、解任のタイミングは時期尚早だったのかもしれない。
ただ、トゥヘル監督が構築するサイクルは20-21シーズンのチャンピオンズリーグ優勝がピークだったようにも感じる。
昨季終盤から今季開幕直後に向けサイクルは下降気味の状態であったことを考えると、フロントが示唆する通り“ 解任は理想的なタイミング ”であったと判断するしかないのかもしれない。
なお、トゥヘル監督の後任は現時点で未定。
報道では、ブライトンを率いるグレアム・ポッター監督や、元パリ・サンジェルマン監督のマウリツィオ・ポチェッティーノ氏などがリストアップされていると伝えた。
チェルシー
トーマス・トゥヘル監督の退任を発表https://t.co/p6aP8sTKpB— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) September 7, 2022