パリ・サンジェルマンが現地時間3日、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の就任を正式発表した。
パリSGは2020年12月29日にトーマス・トゥヘル監督を解任し新監督人事に急いでいた。
トゥヘル監督解任時から後任はポチェッティーノ監督との呼び声が高く、そのまま交渉が順調に進み今回の正式発表に至ったようだ。
ポチェッティーノ監督は2014年にトッテナムの指揮官に就任。
限られた資金力でチームを強化し、18-19シーズンのチャンピオンズリーグでクラブ史上初の決勝に導くことに成功。
惜しくも準優勝に終わったが、翌シーズンにつなげる戦いを披露できたことはクラブにとってお大きな財産となっていた。
だが、翌シーズン蓋を開けてみれば結果は大きく異なっていた。
開幕から低調なパフォーマンスが続く。
最終的に2019年11月に成績不振を理由に指揮官を解任され、フリーの状態が続いていた。
パリSG指揮官就任が決定したポチェッティーノ監督は契約締結に際し、次のような喜びのコメントを残している。
「 ここに来ることができて本当に嬉しい。素晴らしい機会と素晴らしいプロジェクトだと思う。PSGに関わることはファンタスティックだね 」
「 PSGは世界でも大きなクラブの一つだ。このようなクラブにとって、勝利だけでは十分ではない。勝利が必要なのはもちろん、良いプレーを見せることが必要になる 」
トッテナム指揮官時代とは異世界と言っていいほどのビッグネームが乱立するパリSG。
ポッチェティーノ監督のこれまでのキャリアでは指導歴がないほどのビッグネームばかり。
イングランドやスペインで指導者として結果を残してきたものの、前任のトゥヘル全監督ほど威厳な人格ではない。
ポチェッティーノ監督就任で、クラブがどのように生まれ変わるのか。
昨季、悲願のCLタイトル獲得を逃したパリSG。
新戦力獲得は主にイタリア市場からの戦力補強が多かったが、クラブ首脳陣はポチェッティーノ監督就任で指揮官にルーツのあるイングランド市場やスペイン市場に乗り出すことも検討していることは間違いないだろう。
いずれにしても、シーズン途中の最も難しいタイミングでパリSG指揮官に就任。
ポチェッティーノ監督は、持ち前の調整力でパリSGをどのようなチームに作り上げていくことになるのか注目だ。
パリ・サンジェルマン
マウリシオ・ポチェッティーノ新監督就任を発表https://t.co/Eev9g8L7ZB— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) January 3, 2021