エヴァートン所属のFWモイーズ・キーン。今夏の移籍市場で去就が注目されてきたキーンがパリ・サンジェルマンへ新天地を求めることが決定した。
パリSGがクラブの公式サイトで、キーンを1年間のレンタル契約で獲得したことを発表した。
2019年夏の移籍市場で、ユヴェントスからエヴァートンへ新天地を求めたキーン。
エヴァートン がキーン獲得に支払った移籍金は3000万ユーロと高額で、同選手への機体の高さが窺える。
ただ、自身初のプレミアリーグ挑戦でリーグ順応に長期の時間を必要とし、公式戦33試合に出場するも2ゴールのみと周囲の期待を大きく裏切る結果となってしまった。
プレミアで苦しいシーズンを過ごしてきたキーンには、今夏にユヴェントス復帰の噂が浮上。
だが、アトレティコ・マドリーからFWアルバロ・モラタを獲得したことで、キーンのユヴェントス復帰の可能性は完全消滅。
このままエヴァートンでプレーすることが予想されていたが、ここにきてパリSGが獲得に関心を示しエヴァートンと交渉をまとめ上げた模様。
パリSGは、昨季終了のタイミングで契約満了でFWエリック・マキシム・シュポ=モティングがクラブを退団。
これをめぐり、指揮官を務めるトーマス・トゥヘル監督とレオナルドSDの間で大きな確執が表面化。
前線の補強に力を入れていたパリSG。
エヴァートンで苦しい時間を過ごすキーンを獲得することで合意を取り付けた。
自身初となるリーグ・アン挑戦で再起を図るキーンは、パリSGの公式サイトで次のような喜びのコメントを残した。
「 パリ・サンジェルマンの選手になれて本当に誇らしく、幸せだ。ファイナルにたどり着いた昨シーズンのチャンピオンズリーグで証明したように世界最高のクラブの1つだ 」
「 僕の国でもとても評価され、このような野心のあるクラブに加入できたことを嬉しく思う。何人もの世界最高の選手とともにプレーできることをとても楽しみにしている 」
キーンにとって、パリSG挑戦は非常に魅力的なプロジェクトの一員になることは間違いない。
ただ、ポジションを争うのは世界屈指の選手ばかり。
一定の出場機会は与えられることが予想されるが、昨季のシュポ=モティングと同様なスタイルでの起用が予想でき、短いプレー時間で大きな結果を残すことが期待されている。
パリ・サンジェルマン
エヴァートン所属のFWモイーズ・キーン獲得を発表
1年間のレンタル契約で合意https://t.co/Xj3D9pJxhC— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) October 5, 2020