今季限りでユヴェントス指揮官を退任するマッシミリアーノ・アッレグリ監督。今後の自身の去就について開口した。
ユヴェントス退任のマッシミリアーノ・アッレグリ監督
適正オファーで、来季の指揮官就任に意欲https://t.co/X87z1WdfE4— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) May 20, 2019
セリエA8連覇を達成し、歴任中クラブに多くのタイトルをもたらしたアッレグリ監督。
今季限りでクラブを退任することに関して次のようなコメントを残した。
「 チームの利益のためにここで終わりにするのが適切だった。( チャンピオンズリーグ準々決勝 )アヤックス戦の後、続ける考えはあった。だが事情は変わるものだ。なぜクラブが私に退任するように求めたのか、自問自答しなかった。これはクラブの決断だ。私は金曜日( 17日 )の午前中に告げられた。私がやってきたから、クラブの環境は改善した。スクデット獲得5回はかなりの数字であり、私は良い仕事をすることができたと思っている 」
退任決定の理由を探り続けても正解はクラブ首脳陣しかわからない。
次なる挑戦に向けアッレグリ監督は歩みを進めており、自身の去就についてコメントした。
「 リーグ戦が終了した後、とりあえず数日間は休むつもりだ。それから完全に納得できるオファーが来なければ、1年間の休養を取る。オファーが来れば、監督に復帰するつもりでいる。( 監督業は )楽しいからね 」
理想は、アッレグリ監督が示唆する通り1年間の休養だろう。
5年間にわたりユヴェントスを指揮し続けたことは、体力・精神両面において大きな消耗を感じているはずだ。
近代化が進む現代サッカー界においてガス欠状態で指揮官を続けても、良いことは何もない。
まずは充電期間を設け、次なる挑戦に向け策を練るのが最大の近道なのかもしれない。
ただ、ユヴェントスでの実績を高く評価するクラブは多いのは事実。
アッレグリ監督は、かねてからプレミアリーグ挑戦を隠してはない。
そして、最大のサプライズはジネディーヌ・ジダン監督が復帰したレアル・マドリー指揮官就任だろう。
マドリーの今季は、クラブそしてファンにとって失意のシーズンに終わってしまったことは間違いない。
無冠が決定した状態で、ジダン監督が復帰したもののクラブを立て直すことはできなかった。
なにより格下相手との試合で結果を残すことができなかったジダン監督の手腕には疑問が残る。
過渡期にあるマドリーにおいて必要な指揮官は、選手個々の力を最大限引き出すことができ明白な戦術を持つ指揮官の就任だ。
クラブの基礎固めを行わなければならない大事な時期に、創造力を持たないジダン監督がクラブに在籍し続けることは混乱を招くのみ。
ラ・リーガ最終節で格下ベティスにホームで2失点し敗退したことは、クラブ首脳陣は重く受け止めているはずだ。
指揮官交代という英断を下すのは、今のタイミングしかない。
限られた戦力でCL準優勝を経験する実績を持つアッレグリ監督の手腕は、マドリーも高く評価。
過去に幾度となく両者は接触しており、そのたびに招聘オファーを提示しているという情報もある。
戦力補強において、マドリー首脳陣とジダン監督に大きな軋轢が生じた場合、一転してアッレグリ監督誕生というシナリオも予想。
果たしてアッレグリ監督を納得させるだけの魅力的なオファーは届くことになるのか注目だ。