今季までユヴェントスの指揮官を務めたアンドレア・ピルロ監督を解任したばかりのユヴェントスが、早くも新監督就任を発表した。
来季からクラブを率いることとなったのが、2019年にクラブを解任された名将マッシミリアーノ・アッレグリ氏だ。
現在53歳のアッレグリ監督には、レアル・マドリーがジネディーヌ・ジダン監督の後任として招聘に動いていた。
事実、両者の間で交渉は行われ、1200万ユーロとも言われるサラリーのオファーが届いていたという。
しかし、アッレグリ監督はユヴェントスから提示された年俸900万ユーロの4年契約を選び契約書へサイン。
マドリー指揮官最有力候補だっただけに、関係者は落胆は避けられないだろう。
アッレグリ監督がマドリーのオファーを断った大きな要因は、言語問題にあるのではないかと予想。
スペイン語を巧みに操ることが困難な状況にあるアッレグリ監督だが、当初マドリー指揮官挑戦に建設的な姿勢だったという。
だが、ピルロ監督が解任されユヴェントスのポストに空席ができた時点で状況は一変。
マドリーとアッレグリ監督の交渉にわって入るようにユヴェントスが招聘オファーを提示。
マドリーの提示額よりは低かったものの、慣れ親しんだ環境で再びクラブを率いることに魅力を感じたアッレグリ監督がユヴェントスからのオファーを受け入れた形となる。
アッレグリ監督は、2014年から2019年の間ユヴェントスを率い5度のセリエA、4度のコッパ・イタリアのタイトルをクラブにもたらした。
悲願のチャンピオンズリーグタイトルの獲得は失敗したものの、歴任中に2度のCL決勝進出を決めるなど着実にチーム力を向上させてきた。
今回2度目の登板となるアッレグリ監督だが、過去の手腕が高く評価されての再登板となる。
ユヴェントスは、クラブの公式サイトを通じて『 私たちは再びアッレグリと一緒に未来を築いていく準備ができている。彼の偉大なプロ意識、道徳的な強さ、ピッチ内外での指揮官としてのアイデアとともに進んでいく 』とコメントした。
アッレグリ監督退任後、明らかにクラブのパフォーマンスが低下したユヴェントス。
指揮官に託されることになるのは、チームの再構築とセリエAタイトル奪還、悲願のチャンピオンズリーグ制覇となる。
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マッシミリアーノ・アッレグリ監督就任を正式発表https://t.co/5xiraDC2ML— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) May 28, 2021