セビージャが、ASローマでスポーツディレクターを務めていたモンチ氏のクラブ復帰を発表した。
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ASローマのモンチSDの古巣復帰を発表https://t.co/rCz3RT4oV1 pic.twitter.com/ZeoqetsM3B— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) March 18, 2019
敏腕SDとして辣腕を振るっていたモンチ氏。
2017年3月にセビージャを退団し、ローマのスポーツディレクター職に就任。
就任初年度は、目立った姿を見せることはなかったものの2018年夏に大きな動きを見せる。
昨年夏の移籍市場でFWジェンギズ・ウンデルやFWジャスティン・クライファートといった逸材を獲得し、先見の明を発揮。
両選手とも、新生ローマの中心選手として活躍している。
ただ、クラブの決断はあるものの、中心選手として活躍していたMFラジャ・ナインゴランやMFケヴィン・ストロートマンを売却するなどファンから大きな批判を集めていたのも事実。
ローマ退団がささやかれ続けてきたモンチ氏だが、クラブ退団が決定的となったのがエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督解任だ。
指揮官交代で方針が大幅転換されることとなり、クラブはモンチ氏の契約解除を決定した。
一時、アーセナルへの挑戦も噂されたモンチ氏。
最終的に、モンチ氏退任以降戦力補強で迷走を続けていたセビージャへ復帰することが決定した。
ローマでも、実力を遺憾なく発揮したモンチ氏だがクラブの哲学との板挟みで苦しい時を過ごしてきただろう。
安価で将来有望な選手を獲得し育成、その後高値で売却するというクラブ指針のセビージャがモンチ氏の力を発揮できるクラブなのかもしれない。