FIFA、チェルシーに補強禁止処分を言い渡す

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 FIFAが、現地時間22日にチェルシーに対し、今後2回の移籍市場において歩様を禁止する処分を下したことを発表した。

 

 

 

 

 チェルシーが18歳未満の選手の国際移籍に関する規定に違反したというのがFIFAの主張だ。
 FIFAの決定により、チェルシーは2019年夏、2020年冬の移籍市場で新戦力を獲得することが禁じられることになる。

 

 なお、新戦力獲得は認められないが、チェルシーからの放出は容認されるとのことだ。
 さらに、今回の罰則でチェルシーは60万スイスフランの罰金処分がかけられるとともに、今後90日以内に未成年選手に関する状況を構成することが求められている。

 

 非常に厳しい罰則を受けることとなったチェルシー。
 無論、このまま黙っているはずはないだろう。

 

 処分の減刑を求め、スポーツ仲裁裁判所へ上訴することは間違いない。
 ただ、FIFAもこの動きは織り込み済み。

 

 過去の判例を参考にし、処分決定を大きく早めたといった印象だ。
 過去、同様の処分をバルセロナなどに下した際、スポーツ仲裁裁判所の決定が遅れたため、補強禁止処分が一時的に凍結されるという事態が起こった。

 

 だが、チェルシーケースの場合、裁判所が調査する時間は十分にあり、同時に減刑されないだけの材料を用意していることは容易に想像ができる。
 現状を踏まえ、今夏の移籍市場で大きな動きが予想されていたチェルシーだけに、FIFAが予想以上に迅速な動きを見せたことは計算外だったかもしれない。

 

 とはいえ、唯一の救いは今冬の移籍市場のタイミングでボルシア・ドルトムントからFWクリスティアン・プリシッチ獲得合意を取り付けていた点か。
 ただ、選手登録は今夏になってからであるため補強禁止処分の条項に抵触する恐れがある。

 

 ロマン・アブラヒモヴィッチ会長就任後、初の大きな問題に直面したチェルシー。
 この難題を、いかにして乗り切ることとなるのか注目だ。

 

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