アレクシス・サンチェス、今冬にマンチェスター・ユナイテッド退団を検討

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 マンチェスター・ユナイテッド所属のFWアレクシス・サンチェス。今冬の移籍市場で新天地を求める可能性が伝えられた。
 2018年1月。

 

 マンチェスター・シティとの争奪戦を制す形でユナイテッドがA・サンチェス獲得に成功。
 ただ、ユナイテッド加入後のA・サンチェスは孤立無援で、未だチーム戦術にフィットすることができていない。

 

 今季、リーグ戦での先発出場がここまで4試合という結果を考えれば、ジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を勝ち得ることができていないのが現状だ。
 この状況に、A・サンチェスは無論満足していない。今冬の移籍を希望しているとも言われている。

 

 堅守一辺倒のカウンター頼みの戦術に“ 幻滅 ”しているとも言われ、自身がプレーするポジションが確保できていないこと、周囲のサポートが皆無であること、モウリーニョ監督が公に選手批判を繰り返すことなどA・サンチェスが頭を痛める問題は多い。

 

 そもそも、バルセロナ、アーセナルでビッグネームの仲間入りを果たしたA・サンチェスにとって、ユナイテッドの選出は対極に位置するもの。
 パスを中心としたクラブで働き続け、昨冬の移籍市場でその伝道師であるジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティ移籍が内定していた。

 

 だが、これを翻意としてユナイテッドへ移籍。シティ以上のオファーがA・サンチェスに届いたことが移籍を決断させた要因だろう。
 選手にとっては、これが誤りの決断だったと言っても良い。

 

 長きにわたり慣れ親しんだショートパスを主体としたポゼッションサッカー。
 ユナイテッドで、その戦術が持ち言われるわけでもなく。

 

 特に、ここ2シーズンは[ リトリート + ロングパス = カウンター ]という図式が完全に出来上がってしまっており、戦術面に多くの引き出しがない。
 パスをつなぐ、組織として連携を見せるなどの工夫は見られず…

 

 戦術理解度が高いA・サンチェスだが、周囲との連係構築までに至っておらず今季に入り覇気のないプレースタイルにモウリーニョ監督は大きく避難したこともある。

 

 モウリーニョ監督にとって、選手を公然と批判することでパフォーマンス向上を目指したつもりのようだが、A・サンチェスの心はすでにユナイテッドにはない様子。

 

 そんなA・サンチェスに関心を示しているのが、予てから同選手をターゲットとしてきたパリSGだ。
 A・サンチェス移籍で最大の障害は、移籍金と選手が受け取るサラリーだ。

 

 巨額の条件を維持した状態で新天地を探すことになれば、受け入れ可能なクラブは数が限られる。
 シティも候補の上がるが、昨冬に合意寸前で約束を翻意にし、リヤド・マフレズを獲得したため再交渉の可能性は低い。

 

 そう考えると、パリSG一択となるわけだが、FFP調査が継続して行われている現状を考えると、巨額の条件を引き出すことは難しい顔知れない。
 なにより、ネイマール、エディンソン・カバーニ、キリアン・ムバッペ らで構築される攻撃陣にA・サンチェスが割って入る隙間はない。

 

 

 唯一の可能性は、今季終了後に移籍が噂されるカバーニやネイマールのオペレーションが断行が決定的となった場合のみか?
 ユナイテッドの大枠通りに事が進むこととになるか注目が集まりそうだ。

 

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