鹿島アントラーズ所属のMF安部裕葵。バルセロナ移籍が事実上決定した。
鹿島がバルセロナとクラブ間合意に達したことを正式発表した。
今季、ここまでリーグ戦で14試合に出場し1得点をマーク。
五輪代表候補としてアンダー世代で活躍を続けていた安部。
6月に開催されたコパ・アメリカでA代表デビューを経験。
久保建英をレアル・マドリーに強奪されたバルセロナは、今夏に日本人選手獲得に注力し安部獲得に関心を示していた。
今後、安部はバルセロナのメディカルチェックを受け、パスした後に正式契約を締結することになる。
バルセロナ移籍に対し安部は、次のようなコメントを残した。
「 高校卒業から2年半という月日を鹿島アントラーズで過ごし、プロサッカー選手として、人間として大きく成長することができました。チームメイト、スタッフ、フロント、そしてサポーターの皆様、全てのアントラーズファミリーと勝利のために戦えたことは、自分の誇りであり、財産です。
今回、シーズン途中でチームを離れることは難しい決断でしたが、FCバルセロナで新たな挑戦をしたいと強く思い、移籍を決めました。これから直面する様々な困難や壁も、自分の成長には絶対に必要なことだと信じています。鹿島アントラーズというクラブで経験したすべてを糧に、これからも一日一日、一瞬一瞬を大切にして、フットボールと向き合っていきたいと思います。本当にありがとうございました 」
バルセロナは、鹿島に対し移籍金110万ユーロ以上の移籍金を支払う形になる。
なお、安部とバルセロナは2年契約に1年間の延長オプションを付与した3年契約を締結することに。
加入直後は、下部組織に帯同しプレーすることが予想される安部。
下部組織には、安部と同年代でクラブの未来を支える黄金世代がしのぎを削る活躍を見せている。
この世代とともにプレーすることは、安部にとって大きな成長のきっかけになってくれることを切に願う。
ただ、バルセロナが安部に与えたチャンスは実質2年間という短い。
久保が古巣復帰を決断しなかった一つの要因に、契約期間の短さに疑問を抱いたとのこともあるだけに、安部が長いようで短いチャンスを活かしきることができるか注目。
バルセロナ
鹿島アントラーズ所属のMF安部裕葵獲得でクラブ間合意https://t.co/vQPsAG4l79— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) July 12, 2019