バルセロナ、クーマン監督解任検討へ

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 今季、低調なパフォーマンスに終始するバルセロナが、ロナルド・クーマン監督解任を検討しているようだ。
 昨年夏、バルセロナの新指揮官に就任したクーマン監督。

 

 ピッチ内外で混乱が続き苦しい戦いを強いられていたバルセロナを立て直すべく招聘された指揮官は、初年度をラ・リーガ3位、チャンピオンズリーグベスト16、コパ・デル・レイ優勝と一応の結果でシーズンを終えた。
 今季巻き返しが期待されていたものの、絶対的エースFWリオネル・メッシが退団し、状況が大きく変化。

 

 公式戦5試合終了で2勝1分2敗と低迷。
 リーグ戦、チャンピオンズリーグともに低調なパフォーマンスで競争力の低下が大きな問題とされている。

 

 現状を受け、バルセロナフロントは早くもクーマン監督の解任を決定した模様。
 すでに指揮官解任に向けた動きは加速しており、タイミングを押し測っている状況だという。

 

 報道によると、早ければ10月中旬に予定されているインターナショナルブレイク直前に解任が発表されるのではないかと伝えている。
 ただ、クーマン監督解任には契約解除金として1200万ユーロ程度の負担が必要。

 

 巨額の負債を抱えるバルセロナだが、解除金満額を支払うリスクを背負ってクラブ立て直しに着手する見通し。
 なお、バルセロナはすでに後任人事に動きを見せており、トップターゲットとするのがベルギー代表を率いるロベルト・マルティネス監督だという。

 

 マルティネス監督は代表監督を務めているものの、10月のUEFAネーションズリーグで、優勝できなければバルセロナのオファーに耳を傾ける可能性が高いとのこと。
 2016年からベルギー代表を率いるマルティネス監督は、EUROやワールドカップで優勝候補に挙げられながらもタイトルを逃し続けている。

 

 代表では結果を残し続けているものの、着実にサイクル終焉に向かっており指揮官は新たなチャレンジを模索しているかもしれない。
 現時点で両者は、指揮官招聘に向けた接触は行っていないものの、状況によって交渉は加速する可能性も。

 

 クーマン監督に残された時間は少なく、インターナショナルブレイクまで4試合を残すのみ。
 この試合で、確固たる結果と今季を戦い抜くだけのインパクトを残せなければ解任が加速することとなるが果たして。

 

 

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