レアル・ソシエダ所属のMFセルフオ・カナレスがレアル・ベティス移籍で正式合意。
乾貴士に大きなライバル出現も、パフォーマンスを見る限り乾に大きなアドバンテージが。
このままハードワークを続けていけば、スタメンダッシュも夢ではないhttps://t.co/ToYCouE2H4— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) July 5, 2018
新シーズンに向け積極的な戦力補強を行ってウイルベティス。
先日、エイバル所属のMF乾貴士を引き抜いたばかりだというのに、同ポジションにさらなる補強を押し込んできた。
報道によると、ベティスはレアル・ソシエダからMFセルヒオ・カナレスを完全移籍で獲得したことを正式発表した。
2010年夏に、若干19歳という若さでレアル・マドリーへ移籍。
将来性を高く買われての移籍であったが、当時の指揮官であるジョゼ・モウリーニョ監督のもとで出場機会を得ることができず、わずか1シーズンで戦力外に。
その後、スペイン国内で複数のクラブチームを転々としてきた苦労人は、2014年夏に加入したレアル・ソシエダでブレイク。
ソシエダでプレーの幅を広げたカナレスは、『 最もしっくりくる 』と話し好調ぶりをアピール。
何より、ドリブル突破が生きる左サイドはーふや、カットインからのシュートが生きる右サイドハーフでも高いレベルでプレーすることが可能。
ベティスの2列目には、キャプテンを務める精神的主柱であるMFホアキン・サンチェスを筆頭に、元スペインだ表FWクリスティアン・テージョ、U-21スペイン代表MFフランシス・ゲレーロ、アルジェリア代表MFリャド・ブデブズといった優秀なアタッカが在籍している。
新戦力がこの賀状を切り崩すのは至難の技であることは言うまでもないが、乾ならやってくれるであろう。
そして、マドリー移籍でキャリアが大きく狂ってしまったカナレスも、確かな技術力をもってすればスタメン定着の可能性は十分に考えられる。
主力選手が多く在籍することを考え、ポジション争いの激化は仕方ないとし、次の通りコメントした。
「 僕たちは3つの大会を戦い抜かなければいけない。試合を重ねることに生じる疲労の蓄積は、シーズン終盤には相当なものになる。それゆえ、戦力が熱いに越したことはない。それに、僕に優秀な選手がいてくればいれるほど、自分のパフォーマンスも良くなるものだ 」
クラブを率いるキケ・セティエン監督は、2列目の選手を多く抱える現状を、どのような形でやりくりしていくこととなるのか注目が集まりそうだ。