レアル・マドリーが、今冬の移籍市場でセンターバックの補強に乗り出すようだ。
昨季を最後にDFぺぺが退団したマドリー。この夏に、ぺぺの代役獲得を見送ったが、これが手痛い決断となった。
昨季フランクフルトで台頭を見せ始めたDFヘスス・パジェホをチームに復帰させていたものの、現有戦力に限界が見え隠れしている。
ペレス会長は、現場の最高責任者であるジネディーヌ・ジダン監督とキャプテンを務めるDFセルヒオ・ラモスの意思を最大限尊重する形でマーケットを終えたが、今季の成績はパッとしない。
我慢の限界を迎えたペレス会長は、クラブが有する世界最強のスカウト陣にリクルーティングを要請。
セルヒオ・ラモス、ラファル・ヴァランの牙城を脅かすほどのビッグネームの補強に向け獲得を画策しているようだ。
報道によると、マドリーはアスレティック・ビルバオ所属のDFアイメリック・ラポルテ、パリ・サンジェルマン所属のDFマルキーニョス、レアル・ソシエダ所属のDFイニゴ・マルティネス、アヤックス所属のDFマタイス・デ・リフトをリストアップしている。
中でも獲得に注力しているのが、若干18歳でオランダA代表に名を連ねるデ・リフト、ブラジル代表DFチアゴ・シウヴァと相棒を務めるマルキーニョスの両選手だ。
いずれの選手も着実にビッグネームへの歩み続け、所属クラブでも好パフォーマンスを披露している。
マドリーの現センターバックは4人体制を構築しているもの、控えとレギュラー陣のレベルの差は目を覆わなければならないほどの現状。
攻撃陣の補強に注力する傾向の強いペレス会長が、センターバックの補強を自ら乗り出すことを考えれば、クラブ内部には思いの外大きな問題を抱えているのかもしれない。
この夏、ビッグネーム獲得が噂されたものの、バックアッパーの補強にとどまったマドリー。
今季、大きな問題を抱えるCB、そして今回の報道では伝えられなかったCFの補強に乗り出すこととなるのか注目が集まりそうだ。