バイエルン、ルーカス・バスケス獲得に関心、フリートランスファーで獲得を画策

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 レアル・マドリー所属のFWルーカス・バスケス。バイエルン・ミュンヘンがバスケス獲得を画策しているようだ。
 今季限りでマドリーとの現行契約が満了を迎えるバスケス。

 

 一時、ジネディーヌ・ジダン監督の構想から外れ出場機会が激減したバスケス。
 右サイドバックとして起用されると豊富な運動量を武器にマドリーの右サイドを制圧し、ジダン監督からの評価を確立。

 

 バスケスは、マドリーとの契約延長を希望しているものの、現時点で新契約締結に至っていないのが現状。
 マドリーとバスケスの契約延長に向けた動きが鈍いのは、今夏の補強方針、レンタル復帰組の動向が大きく影響していると推測する。

 

エムバペ、ハートランド、攻撃陣に大型補強が鍵

 

 マドリーが抱える大型の負債が影響で、今夏の獲得が噂されるボルシア・ドルトムント所属のFWアーリング・ハーランド、パリ・サンジェルマン所属のFWキリアン・エムバペ両選手。
 フロレンティーノ・ペレス会長は、未だ両選手獲得の可能性を諦めていない。

 

 補強資金捻出に向け余剰人員削減を続けており、来季開幕時に30歳を迎えるバスケス放出の可能性を検討している。
 特に、ポジションが重なる可能性のあるエムバペ獲得はバスケスの去就に大きな影響を与えることは間違いない。

 

ジダン監督はバスケスに一定の評価も世代交代を検討

 

 マドリーが抱える大きな問題は選手層の高齢化。
 ジダン監督は、右サイドでマルチに活躍するバスケスを評価しているものの、若手選手に多くのチャンスを与えることも検討しているとのこと。

 

マドリーが抱えるジレンマ、単年契約?それとも複数年?

 

 マドリーには、30歳を超える選手と新契約を締結する際、単年契約で新契約を結ぶガイドラインが存在する。
 バスケスは、現行契約満了の翌日に30歳を迎える。

 

 仮に契約延長に向け動くとなれば、単年契約の条件を提示することは間違いなさそう。
 両者が希望する条件については明らかにされていないが、選手側は間違いなく昇給に加え複数年の契約を求めることは確実。

 

 緊縮財政と世代交代に力を注ぐクラブの考えとは一致していない。
 レンタル復帰組の処遇も考えると、バスケスはこのまま契約満了でマドリーをあとにする可能性も大いにありそう。

 

バイエルンの思惑は?

 

 今季、無観客試合が続くバイエルン。健全経営が売りのバイエルンだが、財政に与える影響は小さくないだろう。
 今夏の戦力補強はピンポイントに資金投入されることが想定されており、フリートランスファー中心で補強が行われていくことは確実。

 

 すでに、今夏の退団が決定するDFダビド・アラバの代役に、RBライプツィヒ所属のDFダヨ・ウパメカノ獲得が決定。
 ウパメカノ獲得に、推定4250万ユーロの移籍金を投資したバイエルン。

 

 レンタルで加入するFWドウグラス・コスタのユヴェントス復帰は確実で、代役にバスケスを指名。

 

バスケスを巡り、今夏の争奪戦が勃発とも

 

 今夏にフリートランスファーとなるバスケスの去就には、バイエルンの他にも複数のクラブが関心を示している。
 すでに、ACミランやASローマといったイタリア勢が関心を示しているのは有名。

 

 昨年夏には、アーセナルも関心を示しており、マーケットに出回ることとなれば争奪戦は必須。
 とりわけバスケス獲得に力を入れているのはミランだという報道も。

 

 バイエルンが獲得に本腰を入れれば、他クラブを大きくリードする可能性も。
 今夏の去就が注目されるバスケスだが、ドイツへ新天地を求めることになるか注目。

 

 

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