バルセロナ所属のFWリオネル・メッシ。マンチェスター・シティ移籍が噂されるメッシだが、シティは同選手獲得交渉から撤退の可能性が浮上した。
バルセロナの下部組織で育ち絶対的エースとしてクラブを牽引する活躍ろ見せてきたメッシ。
今夏にバルセロナ退団を示唆し移籍を強行を模索。
退団を拒否したいバルセロナ側は、2021年まで締結する契約を主張し交渉は決裂。
最終的にバルセロナ残留したメッシだが、今季のパフォーマンスは例年のそれとは大きく異なるのが現状。
現状では、来夏に契約満了でバルセロナ退団が噂されるメッシ。
今夏でも移籍先として最有力候補として噂されたのがシティ。
フリートランスファーとしての獲得が絶対条件だったものの、かつての恩師ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティはメッシにとっても新天地候補となっていたはず。
シティは、今夏に続きメッシの去就を追い続けてきたがここにきて大きな動きが。
今季終了のタイミングで34歳を迎えるメッシ獲得にシティが難色を示し始めという。
報道によると、シティはメッシが受け取る1億ユーロとされる巨額のサラリー負担を懸念している模様。
現地メディアでは、シティがメッシ獲得に乗り出さない方針であることを次の通り伝えた。
「 マンチェスター・シティがリオネル・メッシにオファーを出さないと、状況をよく知る関係筋からの確かな情報を得た。私が持つ情報に基づくと、この扉は閉じられた 」
「 彼らには2つの理由がある。それは年齢と財政。年齢に関して言えば、彼はキャリアの晩年に差し掛かっていて、バルセロナで17年間見てきたものとは異なるメッシ を連れてくることになる。彼自身でさえも恐怖の“ R ”ワード、リタイアに近づいていると言っていた 」
「 財政面については、フリーで彼を獲得できるが、彼のサラリーは天文学的に高額で、年間1億ユーロ前後を稼いでいる。いずれのクラブにとっても財政的な負担になることは明らかで、特にこの世界的なパンデミックの中にいる現状ならなおさらだ。先の移籍市場で各クラブが戦略を変える中、1億ユーロのサラリーは大きなストレスになりかねない 」
「 メッシを連れてくるためには、何人かの高級鳥と別れなければならなかったり、選手を売却したり、クラブの他の分野をいじる必要が出てくる。おそらく、ほとんどのクラブは若手や補強が必要なポジションに新戦力を連れてくることにそれだけの資金を投資することになるだろう 」
現地メディアが報じたのが事実だろう。
世界トップの選手とは言え、メッシには“ 年齢とバルセロナ以外のクラブでプレーした経験がない ”という大きなリスクがある。
さらに、今季のシティのパフォーマンスから考えると来夏の補強テーマは、“ 左SB、DMF、CMF、CF ”と多岐にわたる。
仮に、現スカッドを維持することができたとしても、選手1人に1億ユーロ前後のサラリー負担は大きなリスク。
チーム強化を考慮してもプライオリティはより低くなるだろ。
年齢が28〜30歳なら獲得に本腰を入れていたかもしれない。
ただ、33歳のメッシ獲得となれば話は別。
メッシ獲得での経済効果は計り知れないものがあるかも知れないが、クラブを安定的に成長させていくを考えれば獲得交渉から手を引くという経営陣の選択は評価されるものなのかもしれない。
マンチェスター・シティ
バルセロナ所属のFWリオネル・メッシ獲得撤退報道https://t.co/mhfaP5Nl2U— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) November 23, 2020