パリ・サンジェルマンのスポーツ・ディレクターを務めるレオナルド氏が、今後の補強についてクラブの考えを説明した。
クラブに在籍するFWネイマールが、クラブとの契約延長の条件にバルセロナ所属のFWリオネル・メッシ獲得を要求。
パリSGは、今季限りでバルセロナとの契約が満了を迎えるメッシの去就を追い続けていることは間違いない。
先日、バルセロナの代理会長職を務めるカルレス・トゥスケッツ氏が、今夏の売却を示唆するコメントを表明したことで今冬の去就に注目。
深刻な財政難に苦しむバルセロナは、新会長が決定する前にメッシ売却に動くことになるかもしれない。
そんなメッシ獲得が噂されているのがパリSGだ。
メッシ移籍報道が加熱する中、レオナルドSDは同選手獲得について次のとおり言及したい。
「 メッシはバルセロナの選手だ。我々は、自分のクラブの選手について議論されるのが好きではない。だから私は、他のクラブの選手について話すことはないよ。今は移籍市場について考える時期ではないんだ 」
このコメント、話の矛先を上手く変えた印象が強いが、メッシ獲得の可能性を探っていることは間違いないだろう。
ただ、問題は選手に支払う年俸にある。
世界トップクラスのサラリーを受け取るネイマールに続き、メッシ獲得となれば無尽蔵な資金を持つパリSGといえども財政面の心配をせざるを得ない状況にある。
契約延長交渉が難航するFWキリアン・エムバペと契約更新に向けた交渉を行っていることを考えれば尚更だ。
メッシが移籍マーケットに出回ることになれば、最大のライバルとなるのがマンチェスター・シティ。
メッシ自身、恩師であるジョゼップ・グアルディオラ監督との再会を求めているとも噂されており、パリSGにとって苦しい戦いを強いられることは確実。
今冬のタイミングでバルセロナがメッシを売却する可能性は限りなく低いと考えるのが普通だが、パリSGが争奪戦を制す唯一の可能性は移籍金を支払って冬の獲得のみだろう。
そうなれば、人件費やFFPの問題などクリアしなければならない問題は多く、あまりにもリスクの高い交渉になることは間違いなく、クラブ首脳陣が今後どのような決断を下すことになるか注目だが。
バルセロナ所属のFWリオネル・メッシ獲得が噂のパリ・サンジェルマン
レオナルドSD『 今は考える時期ではない 』と示唆https://t.co/s061wy6wLl— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) December 6, 2020