バルセロナが構想外のピャニッチ放出へ、UAEのクラブから獲得オファー

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 バルセロナ所属のMFミラレム・ピャニッチに移籍の可能性が浮上した。
 報道によると、UAE1部リーグのシャールジャFCがピャニッチ獲得に関心を示しているという。

 

 移籍交渉は、すでに具体的な進展を見せており、ピャニッチが契約の細部について最終交渉を行うためUAEへ向かったと伝えている。
 昨季、トルコのベジクタシュへのレンタル移籍を経験し、今夏に契約満了でクラブに復帰。

 

 しかし、クラブを率いるシャビ・エルナンデス監督の構想には含まれておらず、クラブは今夏の売却に向け交渉を続けてきた。
 だが、夏の移籍期間中に交渉がまとまることがなく、市場が閉幕。

 

 今季、バルセロナで構想外を受け入れ今冬の移籍市場に向け調整を続けていくものとみられてきた。
 そんななか急浮上したのが、UAE移籍の道だ。

 

 バルセロナは、高額なサラリーを受け取るピャニッチが新天地を求めることになれば、双方合意で契約を解消する方針の様子。
 フリートランスファーでの移籍となるため、獲得に移籍金は必要なくUAE挑戦の道は大きく開かれる。

 

 選手本人もUAE挑戦を建設的に捉えているようで、近く交渉成立に至る可能性が高いとみられている。
 2020年夏にユヴェントスからMFアルトゥールとトレードという形でバルセロナへ新天地を求めた。

 

 セルヒオ・ブスケッツの控え要員として期待されていたが、シーズン途中の監督交代などもありバルセロナで期待されていたような出場機会を得ることができなかった。
 バルセロナと2024年まで契約を締結していたこともあり、昨季トルコへ新天地を求めていた。

 

 ユヴェントスで中心選手を担ったピャニッチだが、スペイン挑戦後キャリアが下降線を下る苦しい時期を過ごしている。
 32歳という年齢を考えると、キャリア晩年を過ごしているが、まだまだ老け込む年齢ではないはず。

 

 本来のパフォーマンスを発揮すれば、欧州を代表する司令塔として活躍できる選手だけに、UAEへ新天地を求めることで本来のパフォーマンスを取り戻す大きなきっかけとなるか注目があるまる。
 なお、バルセロナはピャニッチ退団で、懸案事項とされるMFガビとの契約更新に向け積極的な動きが可能となる。

 

 下部組織出身の新たな至宝と称されるガビとの新契約締結に向け、ピャニッチ移籍交渉を進展させたいバルセロナの思いも見え隠れする交渉となりそうだ。

 

 

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