アーセナル所属のFWアレクシス・サンチェス。マンチェスター・ユナイテッド移籍が日増しに迫っているが、この交渉のキーマンはユナイテッド所属のMFヘンリク・ムヒタリアンにあるようだ。
今季を最後にアーセナルとの現行契約が満了を迎えるA・サンチェス。
マンチェスター・シティが争奪戦から撤退したことで、ユナイテッド移籍が濃厚とされている。
交渉は順調に進んでいることは間違いないが、アーセナルは最後まで首は縦に振ることはないだろう。
それは、代役の確保とユナイテッドから最良の条件を引き出すためだ。
一方で、交渉のカギを握るムヒタリアンがアーセナル移籍に合意していない。
同選手の代理人を務めるミーノ・ライオラ氏は、『 ミキがアーセナル行きを決心しない限り、ユナイテッドはサンチェスを獲得することができない。まだミキは決断していない状況だ 』と現状を明らかに。
一説によると、ムヒタリアンは古巣ボルシア・ドルトムント移籍を望んでいるという噂もある。
最近ではジョゼ・モウリーニョ監督との関係悪化で出場機会を大幅に減らすなど、今冬の移籍は既定路線とされている。
「 彼にとってベストに動くように決断するだろう。まだユナイテッドとの契約は2年半残されている。だから、決めるのは彼だよ。サンチェスの移籍はミキがどうなるかにかかっている。他に方法はない 」
このように述べたライオラ氏。いずれにしてもユナイテッドが置かれた現状は待ちの姿勢だ。
アーセナルは、A・サンチェスの代役を、ムヒタリアンはアーセナル移籍を決断しない限り、両クラブの交渉は進まないというのが現状だろう。