ボルシア・ドルトムント所属のFWマルコ・ロイス。先日、ドルトムントとロイスの間で新契約締結に向け交渉が進められていることが明らかとなったばかりだが、ここにきて急遽移籍の可能性が浮上した。
ドルトムントとロイスの現行契約は2019年まで残っている。
ここにきて獲得に動き始めたのが、今季不振に喘ぎチーム立て直しが至上命題のACミランだ。
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ジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督就任後、小さくない結果で徐々にパフォーマンスに向上がみられているミラン。
昨年夏の移籍市場に続き、今夏でも大型補強を断行したミランだが、FFPの自主規制などもあり、この夏の補強資金は間違いなく限られる。
クラブフロントは、現スカッドの保持と新戦力の獲得に向け勢力的に動いているが、最悪の場合、主力選手を放出し財政状態の改善に努めなければならないケースも考えられる。
補強資金が限られてくる現状を鑑みながら、ミランはロイス獲得に向け5000万ユーロの移籍金の支払いを用意しているという。
ロイスは、右膝の靭帯断裂から復帰したばかり。
ミランは、シーズン終了までのロイスのパフォーマンスに注視していくこととなるわけだが、コンディション調整などもあり、ロイスにはシーズン終盤戦まで多くのチャンスを与えられない可能性もある。
すでにロイスの元には、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルも長年に渡り調査をしていたこともあり、マーケットに出回ることが確定すれば、間違いなく争奪戦は必須だろう。
これまで数多くの主力選手の流出をよしとしてきたドルトムント。
だが、クラブの象徴的存在であるロイスだけは、別であるとクラブ首脳陣は考えており、残留が基本路線とも伝えられている。
獲得を望むクラブができることは、ドルトムントが首を縦に振らざるを得ないオファーを提示できるかどうかだ。
半ば中途半端なオファーでは、ドルトムント側は首を横に振り続けることになるのは間違いなく、今後の動きに注目が集まりそうだ。