ミラン、新監督候補にOBのファン・ボメル氏をリストアップか?

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 次期監督候補を探し続けるACミラン。
 今季、マルコ・ジャンパオロ前監督の体制でスタートし途中解任。後任にステファノ・ピオリ監督を招聘し今季終了まで走り抜けることを画策している。

 

 だが、ピオリ監督がどのような成績を取ったとしても政権は今季終了で満了を迎えることは濃厚。
 ミランフロントは、次期監督候補を探し続けており、これまでの報道ではレッドブル・グループのスポーツ部門兼サッカー開発部門を統括するラルフ・ラングニック氏招聘に本腰を入れ動いている。

 

 ラングニック氏は、未だ自身の去就を明らかにしていないため、ミランは招聘失敗に備えクラブOBのマルク・ファン・ボメル氏を新たにリストアップしている模様。
 現役時代2011年1月から2012年5月までミランでプレー。

 

 ミランでスクデット獲得とイタリア・スーパーカップ優勝に大きく貢献。
 現役引退後、U-17オランダ代表、サウジアラビア代表のアシスタントコーチ、PSVのU-19チーム監督、オーストラリア代表のアシスタントコーチなどを歴任。

 

 2018年6月、彼岸のトップチーム指揮官就任を勝ち取る。
 PSVの指揮官に就任しモチベーション高くシーズンをスタートしたものの、上昇気流に乗り切れず2019年12月に成績不振を理由に解任されていた。

 

 指導者としての能力は未知数だが、世代交代と選手育成路線にシフトチェンジしたミランにおいて、ファン・ボメル氏が持つ資産は大きなものがあるだろう。
 ただ、トップチームでの成績に不満が残る成績であることを考えれば、招聘リストのトップに位置するラングニック氏の方が理想的な人材だろう。

 

 ミランフロントは、現時点ではラングニック氏に注力して交渉を進めているとされているが、クラブ内に大きな変化を生み出すならばフロント内部の揉め事や考えの相違を鎮静化させない限り、チームの成績は上昇を見ることはできないだろう。
 ラングニック氏招聘はイヴァン・ガジディスCEO肝煎とされているが、果たしてファン・ボメル氏招聘の可能性はどの程度あるのだろうか?

 

 

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