セビージャ移籍寸前のマリアーノ、土壇場でマドリーが強奪へ

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 リヨン所属のFWマリアーノ・ディアス。セビージャ移籍目前のマリアーノだが、一転してレアル・マドリーへの移籍が決定的となったようだ。

 

 マドリーの下部組織出身選手であるマリアーノ。
 2016年にトップチームデビューを果たし、14試合に出場し5得点2アシストを記録したものの、2017年夏にリヨンへ新天地を求めていた。

 

 リヨンでエースとして活躍し、公式戦48試合に出場し21得点7アシストとキャリアハイのパフォーマンスを披露。

 

 この活躍を高く評価する多くのクラブがマリアーの獲得に関心を示し、今夏の注目銘柄の一人とされてきた。

 

 中でも、前線の補強を画策するセビージャはマリアーノ獲得に熱心でクラブレコードを更新する総額3500万ユーロの条件で合意していたという。
 だが、ここに横槍を入れたのがマドリーだ。

 

 セビージャと同じく前線の補強を目指すマドリーが、昨年夏のリヨンとの取引の際、マリアーノが他クラブへの移籍で合意した際、同額を支払えば優先的に獲得できるオプションを付与していた。

 

 さらに、売却を決定した際、移籍金の35%を受け取る条件も織り込んでおり、マドリーはマリアーノを2275万ユーロの移籍金で獲得することとなるようだ。

 

 やや、違和感を感じる移籍交渉ではあるが、昨年夏の時点で取り交わされた条件であり両者合意済みの契約であったことを考えると致しかたない。

 

 マリアーノ獲得寸前でマドリーに強奪される形となったセビージャは、クラブの会長が次の通りコメントを残している。

 

「 レアル・マドリーが買取オプションを持っていた。選手は何度もセビージャでプレーしたいと言っていたが、いまは連絡はない。レアル・マドリーは行使した。腹を立てているかって?いや、まったく。これがフットボールであり、仕事を続けなければならない 」

 

 マドリーは、ユヴェントスへクリスティアーノ・ロナウドを売却し前線の補強を必要としていた。
 多くのビッグネーム獲得が噂されたものの、交渉は全て破談に終わりフランスの地で大成したカンテラ育ちの選手へ新たな希望を託すことになりそうだ。

 

 

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