インテル所属のFWマウロ・イカルディ。今冬の移籍市場でイカルディ獲得を画策していたレアル・マドリーだが、この冬の獲得を見送り来夏の移籍市場での獲得を画策しているようだ。
今季、リーグ第19節を終了した時点で、リーグ4位と苦しいシーズンを過ごしている。
開幕当初リーグ優勝最有力候補と目されたクラブだが、深刻な得点力不足と脆弱な守備組織が仇となり、来季チャンピオンズリーグ出場権を獲得できるリーグ4位でシーズンを終えることが当面のノルマとなる。
現状を打開すべく、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、今冬にも戦力の強化を履かすべく、イカルディをリストアップしていた。
今季リーグ戦で20試合に出場し18得点をマーク。リーグ戦で得点王争いで2位に位置している。
近年、二桁ゴールを続けるアルゼンチン代表ストライカーは、マドリー加入は実績は申し分ない。
FFPの制約を受けるインテルは、今季終了後までに収支のバランスを改善できない場合、主力選手の売却が必須。
とはいえ、マドリーがイカルディ獲得を実現させるためには、生涯は少なくない。
インテルは、イカルディが国外へ移籍する場合、1億1000万ユーロの契約解除金を設定している。
今季終了後に25歳を迎えるイカルディ。伸び代は申し分なく直近3シーズン続けて15ゴール以上と結果は申し分ない。
前線の世代交代を画策するマドリーにとっても、向こう数年の絶対的エースとしてイカルディを指名してもなんら不思議ではない。
ペレス会長も、イカルディ獲得に向け契約解除金満額を支払うことは問題視していない。
近年、サラリーアップを目指し退団をにおわす発言を繰り返すクリスティアーノ・ロナウド。
30歳を迎えパフォーマンスが著しく低下したカリム・ベンゼマ。
大いなる期待を受けマドリーに加入したものの、負傷を繰り返すガレス・ベイル。
“ BBC ”として恐れられた自慢の攻撃陣にも高齢化の波は押し寄せており、現状は空中分解寸前のところまできている。
サッカービジネスを誰よりも熟知しているペレス会長は、イカルディ獲得に向け本腰を入れることになるのか注目が集まりそうだ。