バイエルンが次期監督候補にポチェッティーノ監督を指名へ

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 バイエルン・ミュンヘンが、ユップ・ハインケス監督の後任としてトッテナムを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督招聘を狙っているようだ。

 

 今季、前半戦低調なパフォーマンスでスタートし、カルロ・アンチェロッティ前監督を解任したバイエルン。
 クラブ立て直しに白羽の矢を立てたのが名将ハインケス監督だ。

 

 今季終了までの契約で、バイエルンへ復帰したハインケス監督は、クラブを再び戦う集団に作り上げ、リーグそしてチャンピオンズリーグで順当に勝ち星を重ねている。
 監督人事に奔走するバイエルンは、一時ハインケス監督との契約更新を画策したものの、同氏がこれを拒否。

 

 複数の指揮官候補がリストアップされている中、トッテナムを上昇軍団に作り上げたポチェッティーノを新たにリストアップしたようだ。
 バイエルンOBのディトマール・ハマン氏は、今後指揮官人事についてクラブの動きを次の通りコメントした。

 

「 バイエルンはポチェッティーノとコンタクトを取っており、彼は新指揮官候補の1人だ。何人かはバイエルンのコーチはドイツ人でならなければならないと言い、重要なことの1つかもしれないが、必ずしもそうである必要はない 」

 

「 このクラブにとって、ペップですらパーフェクトではなかった。最善のコーチをあげるとすれば、それはポチェッティーノだと私は思う 」

 

 12-13シーズン、ハインケス監督は主要タイトル3冠をもたらし、監督業からの引退を発表していた。
 その後任を務めた、ジョゼップ・グアルディオラ元監督、カルロ・アンチェロッティ前監督、それぞれは独自のエッセンスをクラブに植え付けチームを構築。

 

 だが、ハインケス監督の功績を塗り替えることができず、ファンそしてクラブ関係者が熱望する結果を残すことができずにいた。
 限られら戦力と補強資金を巧みにやりくりし、ファンを魅了するサッカースタイルを構築して見せたポチェッティーノ監督。

 

 ポチェッティーノ監督就任以降、トッテナムは好調をキープしているものの、タイトルという結果は残せていないのは事実。
 バイエルンは、当然“ 常勝軍団 ”構築を目指しており、ポチェッティーノ監督招聘で唯一懸念しされるのは指揮官として勝ち得たタイトルが少なすぎる点か?

 

 なお、ポチェッティーノ監督には、レアル・マドリーも次期監督候補としてリストアップしている。
 トッテナムは、近年最大の功労者であるポチェッティーノ監督を簡単に手放すことは考えにくく、タフな交渉を強いられることになるのは間違いない事実だが。

 

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