パリ・サンジェルマンが新指揮官招聘に向け注力しているようだ。
現地時間1月31日に行われたクープ・ドゥ・フランス( フランス国内杯 )ラウンド16のニース戦でPK戦の末敗退したパリSG。
クラブ首脳陣は、チームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督に見切りをつけ退団のタイミングを探っているようだ。
何より危惧されるのがポチェッティーノ監督とクラブ首脳陣の間に横たわる深い溝だ。
クラブ首脳陣からの評価が得られないポチェッティーノ監督には、色濃い疲労が垣間見える。
リーグ・アンでは首位を独走するパリSGだが、悲願のチャンピオンズリーグ制覇を実現するべく、指揮官はMFタンギ・エンドンベレ獲得を求めていたものの、レオナルドSDは微動だにすることはなかった。
人件費削減、延いてはFFP問題もあり満足な補強に動けなかったというのが本当の理由だと思われるが、意中の選手がリヨンへ新天地を求めたことを受けポチェッティーノ監督は大きな落胆を受けたようだ。
エンドンベレ獲得を見送ったクラブ首脳陣は、ポチェッティーノ政権の終焉を表しており、それを裏付ける動きとして垣間見れるのが、次期指揮官候補との接触だろう。
パリSGは、すでにポチェッティーノ監督の後任としてジネディーヌ・ジダン氏をリストアップしている。
レアル・マドリー指揮官当時、CL3連覇の偉業を達成した母国フランスのレジェンド招聘はパリSGにとって悲願だろう。
ジダン氏は、これまでパリSGの指揮官就任には否定的なコメントを残していたが、ここにきて態度が変化。
今季終了後の指揮官就任に向けた交渉が進められていると伝えられている。
一方、パリで不遇の時を過ごすポチェッティーノ監督だが、プレミア方面からの評価は未だ高い。
すでに、マンチェスター・ユナイテッドがポチェッティーノ監督と接触し、来季の指揮官就任に向け交渉を進めているとの報道もある。
ポチェッティーノ監督自身、パリSG退団に躊躇しておらず諸条件が整い次第、プレミア復帰が決定することになるだろう。
今季、シーズン半分を残しチャンピオンズリーグ決勝トーナメントもスタートする。
パリSGにとって天敵となるレアル・マドリーとの一戦が控えており、クラブ内部の混乱を抱えた状態で挑むには巨大すぎる難敵である。
指揮官問題を如何にして表面化させず大一番に挑むことができるか。
ここが勝負の分かれ目になると考えるが、アル=ヘライフィー会長やレオナルドSD共に態度に変化が見られず、クラブ首脳陣のケアが行き届いていないように感じるのだが果たして。
マウリシオ・ポチェッティーノ監督
パリ・サンジェルマン退団が近づく
クラブも後任候補招聘に向け精力的に動くhttps://t.co/LZM82w5jkE— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) February 5, 2022