トップレベル復帰を画策するグアリン、古巣インテル復帰を熱望か?

LINEで送る
Pocket

 

 中国スーパーリーグの上海申花に所属するMFフレディ・グアリン。再び、トップレベルでのプレーに向け、古巣インテル復帰を熱望しているようだ。

 

 

 2016年1月に破格の待遇で上海申花へ新天地を求めたグアリン。
 2年間中国でプレーを続け、現在新シーズンに向け準備を進めているが、選手本人は欧州でのプレーを希望しているのかもしれない。

 

 その足がかりとし古巣インテル復帰を希望するコメントを残しており、復帰を実現させるのであれば大幅な減俸を受け入れることも示唆している。

 

「 インテルは僕の家族なんだ。僕を連れ戻して欲しい。お金は問題じゃない。戻れるならば、今の給料の 5分の1でも構わない。一昨年の夏、ロベルト・マンチーニが退任した後に、ピエロ・アウジリオと話した。当時はフランク・で・ブールがいて混乱していたけど、それでも戻りたかった。残念ながら金銭面での条件が障害となった 」

 

 欧州で活躍した南米出身選手の一定層は、中国での生活の適応に苦しみ続けていることは間違いない。
 特に、欧州で一応の結果を残した選手にとって、破格の条件で中国入りしたとしても、サッカー後進国への挑戦はリスクが高い。

 

 特に、20代後半というサッカー人生で最も充実した時を過ごせるタイミングで中国移籍を決断したグアリンは、同じことがさらに言えるのかもしれない。
 グアリンが中国で受け取る高待遇を欧州のクラブに求めることは困難だが、少なくとも一定の減俸を受け入れれば獲得に関心を示すクラブは現れるかもしれない。

 

 昨年夏の移籍市場でパウリーニョが広州恒大からバルセロナへ移籍し、逆輸入の道筋も作られた感がある。
 今季、後半戦苦しい戦いを強いられるインテルにとって、移籍を希望する選手の存在はありがたいのかもしれないが、それがグアリンであるかどうかは疑問だ。

 

 すでに、選手として下り坂に差し掛かる年齢に達したグアリン。
 2シーズンにわたりトップレベルでのプレーから離れていたブランクを考えると、欧州復帰よりも母国復帰という選択肢の方が理想的な選択肢なのかもしれないが、果たして。

 

LINEで送る
Pocket