ドルトムント、オーバメヤン売却報道が一転して残留を要請へ、さらなる補強も視野

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 ボルシア・ドルトムント所属のFWピエール=エメリク・オーバメヤン。
 今冬の移籍市場で他クラブへの移籍が既定路線として伝えられてきたが、ここにきて状況が大きく変わりつつあるようだ。

 

 練習への遅刻、無許可でドルトムントの敷地でビデオ撮影に臨んだことなど、クラブ側から出場停止処分を受けていたオーバメヤン。
 クラブとの現行契約は2021年まで残すものの、クラブとの確執が表面化し修復不可能な状況にあり、プレミア勢が獲得の可能性を探り続けていた。

 

 だが、ドルトムントは新監督にペーター・シュテーガー氏を迎えたクラブは、今冬にオーバメヤンの移籍気禁止命令をクラブ側に要請。
 公式戦22試合に出場し20ゴールをマークする選手を簡単に手放すことはできないという判断だろう。

 

 至極当たり前のことであり、オーバメヤン移籍は必然的に攻撃力の低下となり、オーバメヤン以上の実力者をチームに招き入れる必要がある。
 だが、新戦力がオーバメヤンと同等のレベルのパフォーマンスを約束できるわけではない。

 

 それよりも、低迷中のチームを上昇気流に乗せるために冬のマーケットで戦力の補強に動くとされている。
 すでに、ターゲットとしているのはアヤックス所属のDFマタイス・デ・リヒト、バーゼル所属のDFマヌエル・アカンジ等で最終ラインの補強に着手。

 

 一方で、オーバメヤンに依存度の高いCFのポジションにも新戦力を迎え入れる準備を進めているとされており、アーセナルからの移籍を模索しているFWオリヴィエ・ジルー獲得に関心を示しているとのこと。

 

 アーセナルでは、FWアレクサンドル・ラカゼットの台頭もあり、満足のいく出場機会を得ることができていない。
 今夏の移籍市場でも、エヴァートンが獲得に動いたこともあり、移籍に向けた土壌は出来あがっている。

 

 残すは、条件次第だ。一応の形でリーグ戦で4位に位置しているが、チャンピオンズリーグはグループステージ敗退でヨーロッパリーグへ駒を進めている。
 首位をひた走るバイエルンとの勝ち点差は“ 11 ”と挽回することは事実上不可能ではないかとも言われている。

 

 果たして、シュテーガー新監督を迎えたドルトムント。
 どのような形でチームが生まれ変わることができるのか注目が集まりそうだ。

 

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