バイエルン・ミュンヘン所属のFWロベルト・レヴァンドフスキ。今夏の移籍市場からバイエルン退団が噂され続けてきた。
先日、現地メディアに対し以下のようなコメントを表明し周囲を騒がせた。
「 国際舞台での成功を望むのであれば、バイエルンは考える必要があると思う 」
クラブ運営に疑問を呈したレヴァンドフスキは、移籍も辞さない覚悟での発言とみてとれる。
一方でバイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOはレヴァンドフスキの発言を受け地下の通り苦言を呈した。
「 このような発言は残念なこと。彼はチームメイトへの批判も言っていたしね 」
この両者の発言で、事実上信頼関係は崩壊したとみていいだろう。
先日、今回の騒動により、レアル・マドリーがレヴァンドフスキ獲得に動く可能性が高いと伝えた。
そして、今回レヴァンドフスキ側が代理人に対しマドリーへの移籍の可能性を検討するよう示唆したという。
世界屈指のストライカーであるレヴァンドフスキだが、マドリー移籍は大きな障害があることは間違いない。
年俸? 移籍金? いや、年齢だ。
現在29歳のレヴァンドフスキ。マドリーはマーケットで30歳を超える選手の獲得には動かないのが基本的なスタンスだ。
マドリーは、来夏の移籍市場でのターゲットとしてライプツィヒ所属のFWティモ・ヴェルナー獲得を目指しており、レヴァンドフスキが補強リストにリストアップされているかどうかも疑問。
これまでバイエルンは、クラブ退団を示唆した選手を無理に引き止めることがないのが指針。
適正なオファーが届けば、どんなに安価な移籍金でも選手を売却し続けてきた。
果たして、バイエルン退団を望むレヴァンドフスキだが、意中のクラブであるマドリーへの移籍を実現させることができるのだろうか?