レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、去就が注目されているトッテナム所属のFWハリー・ケインの獲得について口にした。
「 ハリーケインと契約を結ぶことを考えたことはない。彼は素晴らしい選手で、それに加えてまだまだ若く、今後数年にわたり成長できる。しかし、我々はカリム・ベンゼマやチーム全体に満足している 」
「 私はトッテナムのトッテナムの会長に移籍金など尋ねていないが、彼はケインの価格は2億5000万ユーロと言ってきた 」
どこに真実があるかはわからないが、マドリーそしてペレス会長の常套手段であることは間違いな。
ペレス会長は、自身が熱望する選手獲得オペレーションは秘密裏に行うことが常。
幾度の移籍の噂をことごとく否定し、最終的に交渉をまとめ上げるというのが戦術だ。
とはいえ、交渉相手はダニエル・レヴィ会長だ。
これまで、幾度となく煮え湯を飲まされ続けてきたペレス会長は、同会長との交渉は快く思っていないだろう。
とはいえ、ペレス会長がプレミアリーグを代表するストライカーの動きに注目していることは間違いない。
現スカッド、特に攻撃陣の高齢化は顕著であり、将来を有望視されたFWアルバロ・モラタという逸材を売却。
モラタの取引はジネディーヌ・ジダン監督が一口噛んでいるとも噂。
モラタの代役を獲得しなかったマドリーは、攻撃陣に少なからず不安を感じてる。
クリスティアーノ・ロナウドがシーズン終盤に帳尻を合わす可能性は期待されているものの、ベンゼマやベイルに故障グセは気になるところ。
来夏の移籍市場で出回るであろう選手等を鑑みても、ケイン級の逸材はなかなか存在しない。
ユヴェントス所属のFWパウロ・ディバラ獲得の可能性も伝えられている。
果たしてペレス会長は、来夏に向けどのような動きを見せることとなるのか?
ジダン監督は、現スカッドに自信を持っているようだが、さらなる黄金期構築ならある程度の見切りも必要不可欠だと考えるのだが。